「倫理の空白Ⅲ」研究活動のグレーゾーン 人文・社会科学編

あらすじ

南鷹(なんよう)大学の池田研究室では、所属する学生が思い思いの研究テーマで論文執筆に励むなか、それぞれの研究室メンバーが研究データの管理やオーサーシップ、二重投稿といった研究倫理上の問題に直面します。 大学院生の佐々木は、池田教授の指導方針のもとで論文を投稿しますが、その論文に二重投稿の疑いが生じます。佐々木は池田教授に相談しますが、池田教授から適切な指導助言を受けることができるのでしょうか・・・。また、大学院生の山口は、池田教授の論文に自己盗用の疑いがあることに気付きますが、このことを自分の指導教員の立場にある教授に告げるべきかどうか悩みます。 池田教授は、研究室メンバーには積極的に論文を書いて研究成果を出すよう指導してきましたが、指導者として、これまでの研究行為に研究倫理上の問題はなかったのかなど、あるべき研究者の姿を振り返ります。

人物相関図
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付録

本映像教材の活用に当たり、以下の資料を活用してください。

あらすじ

本編のあらすじをまとめています。倫理的な問題などのポイントを確認することができます。

用語集

動画に出てくる専門用語集です。

広報用動画

「倫理の空白」を広報用に紹介する動画です。

本教材の活用方法

本教材は、主に研究室主宰者(PI)など、研究を指導する立場の研究者を教育対象者として想定しています。マネジメントする側として自身の研究行為や指導を振り返り、研究者としてのあるべき姿を考えることを目的としています。また、学生や若手研究者が視聴する場合は、指導者がどのような背景や考えを持っているのかなど、指導者の立場を擬似体験することができる教材です。
これまでの2作品と同様、ドラマならではのリアリティーあふれる映像により疑似体験することで、視聴者が主体的に考え、責任ある研究活動を行うための判断力を養うことができます。eラーニングやテキストといった知識習得型教材とは異なり、研究倫理上の問題に直面した具体的な場面を想定しながらの議論が可能ですので、ドラマの視聴とディスカッションを組み合わせたワークショップやグループワークで活用することが最も効果的です。

他のエピソード

「倫理の空白Ⅲ」 自然科学編 動画サムネイル

「倫理の空白Ⅲ」 自然科学編

学生思いの指導者・駿星(しゅんせい)大学の藤田准教授は、研究倫理教育や論文投稿の指導を熱心に行ってきました。藤田研究室では研究倫理を学ぶ機会は十分にあるはずですが、研究室メンバーの大学院生の加藤は、自身の過去論文に引用漏れがあることに気付き、どうすべきか悩みます。

「倫理の空白Ⅱ」 人文・社会科学編 動画サムネイル

「倫理の空白Ⅱ」 人文・社会科学編

主人公の大学生 優子は、学部生時代のレポートを作成する際、「コピー&ペーストは効率的に文章を書くためのツール」と考えていました。優子は、修士課程、博士課程に進み、さらに研究活動を続け、准教授になります。