あらすじ
架空の大学である秀和大学の理工学部で、医工連携分野を専門とする理工学研究室を舞台に、准教授(瀬川)と学生(笹山)を主人公として、若手研究者の助教(丸山)を介しながら、ストーリーが進みます。
民間企業との共同研究プロジェクトとして、ブレイン・マシン・インタフェース(Brain Machine Interface:BMI)技術の研究開発を進める研究室において、それぞれの登場人物が懸命に研究開発を進めます。しかし、なかなか望まれる実験データが得られません。そんな中で、研究室全体が、共同研究企業からの期待、論文執筆による研究成果の創出などさまざまなプレッシャーにさらされます。
多忙な准教授は研究室への目配りは十分なのか、実験を担当する学生と助教は実験がうまくいかない中で、共同研究先企業との報告会をどう乗り越えるのか。そして、登場人物たちは、研究者として超えてはならない一線に気づき、正しい行動をとることができるのか。
准教授と学生・若手研究者を主人公として、倫理的ジレンマに身を置く研究者の姿が描かれます。