[知の創生] 知の創生と情報社会

※ 所属・役職は、活動終了時点のものです。

戦略目標

多様で大規模な情報から『知識』を生産・活用するための基盤技術の創出

研究総括

中島 秀之(公立はこだて未来大学 学長)

概要

 本研究領域は, 多様もしくは大規模なデータから, 有用な情報である「知識」を生産し, 社会で活用するための基盤的技術となる研究を対象としています。
 具体的には, 大規模データを処理するための革新的な技術, 統計数理科学を応用した分析・モデル化技術, あるいは実社会から得られる多様なデータを構造化・分析して知識を抽出する技術, センサによる情報取得やシミュレーション結果等の複数のリソースから新たな知識を創出する技術などの基盤技術に加えて, 獲得した知識を実社会に適用するために必要とされる, シミュレーション, データの可視化, 新しい情報社会の仕組みを支える応用技術などに関する研究を含んでいます。

 本研究領域は、文部科学省の選定した戦略目標「多様で大規模な情報から『知識』を生産・活用するための基盤技術の創出」のもとに、平成20年度に発足しました。

領域アドバイザー

麻生 英樹 産業技術総合研究所 知能システム研究部門 主任研究員
有村 博紀 北海道大学 大学院情報科学研究科 教授
高野 明彦 国立情報学研究所 連想情報学研究開発センター センター長/教授
林 晋 京都大学 大学院文学研究科 教授
林 幸雄 北陸先端科学技術大学院大学 知識科学研究科 准教授
樋口 知之 統計数理研究所 所長
堀 浩一 東京大学 大学院工学系研究科 教授
安田 雪 関西大学 社会学部 教授
鷲尾 隆 大阪大学 産業科学研究所 教授

平成20年度 採択課題

大規模グラフ系列からの知識体系化と理解支援手法の開発

研究者
猪口 明博(関西学院大学 理工学部 准教授)

ロボットの視覚・触覚を用いた環境情報獲得手法の開発

研究者
大野 和則(東北大学 未来科学技術共同研究センター 特任教授)

仮説世界と物理世界の相互浸透モデリングによる知の創生

研究者
大羽 成征(京都大学 大学院情報学研究科 講師)

大規模並列化によるハイパフォーマンス人工知能技術

研究者
岸本 章宏(IBMアイルランド研究所  研究員)

大規模画像データの潜在情報抽出に基づく画像生成

研究者
島野 美保子(東京大学 生産技術研究所 研究員)

擬似コード変換と統計解析による文書画像からの知識抽出

研究者
寺沢 憲吾(公立はこだて未来大学 システム情報科学部 准教授)

健康被害を監視するための多言語ウェブサーベイランスシステム

研究者
Nigel Collier(情報・システム研究機構 国立情報学研究所 准教授)

時空間解析に基づくインターネット異常トラフィックの検出とそのデータベース化

研究者
福田 健介(情報・システム研究機構 国立情報学研究所 准教授)

マルチソースデータ高度利用のための統計的データ融合

研究者
星野 崇宏(慶應義塾大学 大学院経済学研究科 教授)

ネットワーク理論と機械学習を用いたウェブ情報の構造化・知識化

研究者
松尾 豊(東京大学 大学院工学系研究科 教授)

平成21年度 採択課題

物語構造に基づく情報編纂基盤技術

研究者
赤石 美奈(法政大学 情報科学部 教授)

マルチエージェントの交渉と協調に基づく集合的コラボレーション支援システムの開発

研究者
伊藤 孝行(京都大学 大学院情報学研究科 教授)

次世代データ同化:自動モデル化と情報フロー抽出技術開発

研究者
上野 玄太(情報・システム研究機構 統計数理研究所モデリング研究系 准教授)

大規模データに対する高速類似性解析手法の構築

研究者
宇野 毅明(情報・システム研究機構 国立情報学研究所 教授)

映像分析による知識の抽出と、その利用による新たな映像合成

研究者
岡部 誠(電気通信大学 情報理工学部 助教)

ベイジアンテレビ:取材・配信・編集を自動化した緊急情報メディア

研究者
北本 朝展(情報・システム研究機構 国立情報学研究所 准教授)

圧縮データ索引に基づく巨大文書集合からの関連性マイニング

研究者
坂本 比呂志(九州工業大学 大学院情報工学研究院 教授)

実社会情報ネットワークからのプライバシ保護データマイニング

研究者
佐久間 淳(東京工業大学 情報理工学院 教授)

密度比推定による大規模・高次元データの知的処理技術の創生

研究者
杉山 将(東京大学 大学院新領域創成科学研究科 教授)

インフルエンザ感染伝播のデータ同化モデルによる解析・予測技術

研究者
鈴木 秀幸(大阪大学 大学院情報科学研究科 教授)

金融市場における相転移の時空間構造の自動抽出と予測

研究者
高田 輝子(大阪市立大学 大学院経営学研究科 准教授)

空間的な情報システムの設計開発支援システム

研究者
中西 泰人(慶應義塾大学 環境情報学部 教授)

平成22年度 採択課題

問題構造の解析に基づく組合せ最適化アルゴリズムの自動構成

研究者
梅谷 俊治(大阪大学 大学院情報科学研究科 准教授)

大規模会話データに基づく個別適合型認知活動支援

研究者
大武 美保子(理化学研究所 革新知能統合研究センター チームリーダー)

高精度でスケーラブルな多項関係予測の実現

研究者
鹿島 久嗣(京都大学 大学院情報学研究科 教授)

組合せ論的計算に基づく超高次元データからの知識発見

研究者
河原 吉伸(大阪大学 大学院情報科学研究科 教授)

自然言語テクストの高精度で頑強な意味解析とその応用

研究者
Alastair Butler(科学技術振興機構  さきがけ研究者)

計算論的メディア操作の形式化

研究者
浜中 雅俊(筑波大学 大学院システム情報工学研究科 講師)

高性能ストリーム・コンピューティング環境の構築

研究者
山際 伸一(筑波大学 システム情報系 准教授)

能動センシングによる日用柔軟物の情報知識化とその応用

研究者
山崎 公俊(信州大学 工学部 助教)

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