[生体と制御] 生体と制御

※ 所属・役職は、活動終了時点のものです。

研究総括

竹田 美文(株式会社シネサイエンス研究所 所長)

概要

 この研究領域は、感染症、アレルギー、免疫疾患等の発症のメカニズムを生体機能や病原微生物との関わりに着目して、分子レベル、細胞レベルあるいは個体レベルで解析することにより、これらの疾患の新しい予防法、治療法の基盤を築く研究を対象とするものです。

具体的には、病原微生物のゲノム解析によって明らかとなった情報や、ヒトゲノム計画の進展によって得られたゲノム情報を利用したワクチンの開発や遺伝性疾患の解析、あるいは生体防御反応・免疫応答に関わる分子の生体レベルでの解析による免疫系疾患の病因解明、およびそれらに対する新しい治療方法の探索を目指す研究等が含まれます。


領域アドバイザー

笹川 千尋 東京大学 医科学研究所 教授
鈴木 守 群馬大学 学長
竹田 泰久 中外製薬(株) 戦略マーケティングユニット 部長
光山 正雄 京都大学 大学院医学研究科 教授
湊 長博 京都大学 大学院医学研究科 教授
宮村 達男 国立感染症研究所 所長
山西 弘一 医薬基盤研究所 理事長
渡邊 武 理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター ユニットリーダー

平成13年度 採択課題

ウイルス潜伏感染機構の解明とその制御法確立の試み

研究者
上田 啓次(浜松医科大学 医学部 教授)

ゲノム情報を応用したA群レンサ球菌感染症の制御法の確立

研究者
川端 重忠(大阪大学 大学院歯学研究科 教授)

粘膜病原細菌の感染に対するワクチン開発を目指した新戦略の構築

研究者
鈴木 敏彦(琉球大学 大学院医学研究科 教授)

自己免疫性関節炎における骨破壊の分子機構の解明とその制御法の確立

研究者
高柳 広(東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 教授)

感染および抗腫瘍免疫における交差性生体制御機構の意義

研究者
田中 義正(京都大学 大学院医学研究科 特定准教授)

プロテオーム解析による赤痢アメーバの病原機構の解明

研究者
野崎 智義(群馬大学 大学院医学系研究科 教授)

赤血球期マラリア原虫の細胞増殖と脂質代謝・輸送の分子機構の解明

研究者
三田村 俊秀(国立国際医療センター研究所 適正技術開発・移転研究部 室長)

ウイルスとの共生:生まれながらにしてもつ自然抵抗性機構の解明

研究者
宮沢 孝幸(京都大学 ウイルス研究所 助教授)

自然免疫による微生物認識の分子機構の解明

研究者
牟田 達史(九州大学 大学院医学研究院 助教授)

サイトカイン受容体による初期Th1誘導機構の解明

研究者
吉田 裕樹(佐賀大学 医学部 教授)

平成14年度 採択課題

ウイルス感染を制御する特異的レセプター群の解明と新制御法の開発

研究者
荒瀬 尚(大阪大学 微生物学研究所 教授)

新しいウイルスゲノム改変系を利用した難治性ウイルスの病原機構の解明

研究者
川口 寧(東京大学 医科学研究所 助教授)

プリオン病の治療とワクチン開発のための基盤構築

研究者
坂口 末廣(徳島大学 分子酵素学研究センター 教授)

新規な腸管出血性大腸菌感染症治療薬の創製

研究者
西川 喜代孝(同志社大学 生命医科学部 教授)

細菌毒素の宿主細胞内輸送機構の解明と新規治療法開発の試み

研究者
藤永 由佳子(大阪大学 微生物病研究所 特任助教授)

自己抗体誘導性関節炎のメカニズムとその制御機構の解明

研究者
松本 功(筑波大学 大学院人間総合科学研究科 講師)

ヘリコバクター・ピロリの空胞化致死毒素の作用機序解析と新しい治療戦略

研究者
和田 昭裕(長崎大学 熱帯医学研究所 講師)

平成15年度 採択課題

マラリア原虫の酸化ストレス応答メカニズムの解明と新規治療戦略

研究者
河津 信一郎(帯広畜産大学 原虫病研究センター 教授)

リンパ球の分化を制御する転写調節機構の解明と治療への応用

研究者
谷内 一郎(理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター チームリーダー)

オートファジーによる細胞内侵入性細菌の排除機構の解析と応用

研究者
中川 一路(東京大学 医科学研究所 助教授)

宿主応答を司る細胞骨格制御機構の解明とその応用

研究者
福井 宣規(九州大学 生体防御医学研究所 教授)

免疫制御性T細胞の分化メカニズムの解明とその免疫疾患治療への応用

研究者
堀 昌平(理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター ユニットリーダー)

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