[研究開発プロセス革新] AI・ロボットによる研究開発プロセス革新のための基盤構築と実践活用

戦略目標

自律駆動による研究革新

研究総括

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竹内 一郎(名古屋大学 大学院工学研究科 教授/理化学研究所 革新知能統合研究センター チームリーダー)

概要

 AIやロボット技術の顕著な進展に伴い、科学研究や技術開発のプロセスを加速する自律駆動型の研究開発アプローチが世界的な潮流になりつつあります。AIやロボットを導入することで、研究開発現場の単純作業から研究者・技術者を解放することに加えて、研究者・技術者の認知機能・身体機能を超えた複雑な対象を扱うことが可能になります。研究者・技術者がAI・ロボットと連携しながら研究開発を進めることで、研究開発のあり方そのものが革新され、従来では不可能であった科学発見や技術革新が期待されます。
 本研究領域では、自律駆動型の研究開発アプローチの確立を目指し、AI・ロボットを活用した研究開発プロセスの革新につながる基盤技術の創出、ならびに、AI・ロボットを活用した科学技術の発展を目指します。具体的には、研究開発プロセスの革新のための基盤技術として、AI・機械学習の方法開発、ロボットシステムの構築を進めます。また、AI・ロボット技術を活用した生命科学や材料科学等の科学分野、計測工学や機械工学等の工学分野の具体的な研究に取り組みます。基盤技術の開発と科学技術研究への活用を密接に連携させながら進めることで、新たな科学発見や技術革新の創出を目指しつつ、自律駆動型研究開発の汎用的な枠組を構築します。
 なお、本研究領域は文部科学省の人工知能/ビッグデータ/IoT/サイバーセキュリティ統合プロジェクト(AIPプロジェクト)に参画します。

 本研究領域は、文部科学省の選定した戦略目標「自律駆動による研究革新」のもとに、2024年度に発足しました。

領域アドバイザー

荒井 ひろみ 理化学研究所 革新知能統合研究センター ユニットリーダー
上野 玄太 情報・システム研究機構 統計数理研究所 教授
牛久 祥孝 オムロン サイニックエックス(株) リサーチアドミニストレイティブディビジョン リサーチバイスプレジデント
岡崎 直観 東京工業大学 情報理工学院 教授
尾形 哲也 早稲田大学 理工学術院 教授
瀬々 潤 (株)ヒューマノーム研究所 代表取締役社長
髙橋 恒一 理化学研究所 生命機能科学研究センター チームリーダー
原田 香奈子 東京大学 大学院医学系研究科/大学院工学系研究科 准教授
一杉 太郎 東京大学 大学院理学系研究科 教授
日野 英逸 情報・システム研究機構 統計数理研究所 教授

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