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- [IoT] 令和2年度採択課題
兵庫県立大学
大学院情報科学研究科
教授
本研究では、IoTにおけるエッジデバイスの長期的な安全性を実現するために、新しい性質や機能を持つ暗号の開発を目的とする。デバイスはコンプロマイズ(物理的にアクセスされる)される前提に立ち、その場合でも秘密鍵をソフトウェアのみで保護する技術や、仮に秘密鍵の秘匿性が破られた場合においても、安全性を確保する技術の開発を行う。
大阪大学
大学院情報科学研究科
准教授
本研究では、我々が生活する物理空間とコンピュータネットワーク上の電脳空間を電波空間で接続することを目指す。具体的には、電波による通信機能、エネルギー供給機能、センシング機能を兼ね備えた電脳空間APIモジュールを実現する。電波空間APIモジュールが実現されることで、IoTの未解決課題「物理空間をセンシングして電脳空間に取り込むためのエネルギーをどうするのか?」の問題を抜本的に解決することができる。
筑波大学
計算科学研究センター
准教授
IoTデバイスから取得されるデータの量は増加の一途を辿っています。しかし、我々が日常的に利用可能な計算機には演算能力・メモリ容量といった厳しい時空間的制約が存在するため、IoTビッグデータのリアルタイム分析技術は依然として十分に開発されていません。本研究ではリアルタイムかつ多モーダルなIoTデータに対して超高速な分析処理を実現する基盤技術の確立を目指します。
京都大学
大学院情報学研究科
教授
環境に適応してエネルギー・データを統合的に最適管理するための次世代IoT基盤技術を構築し、カーボンニュートラルな次世代IoT技術の実現に貢献します。環境からのエネルギー収穫可能性を自律的に判断し、データの保存・処理・暗号化などを最適に管理する技術の開発を行います。コンセプトを実集積回路デバイス上で実証し、社会受容を目指します。
東京工業大学
工学院
准教授
本研究は、IoT-AIトラヒックの爆発的増加とデータプライバシの課題を解決するため、IoTデータの地産地消を実現する通信とAIデータ処理が一体化したIoT基盤構築を目指す。従来型クラウドAIを用いたIoTデータ処理ではなく、IoTデータを収集するローカルNW内で分散的にAI処理することで、コアNWのトラヒック削減とリアルタイム性向上および機密情報流出の危険性を大きく低減可能なIoT基盤を創出する。
京都大学
防災研究所
准教授
本研究は、既存の優れた防災技術をフルに活用し、漸進的かつ柔軟に連携させる基盤技術を開発します。具体的には、これまでばらばらだった異なる防災技術同士の技術連携、データ連携による被害予測の高精度化、テストベッド化を達成し、数時間先の被害を詳細に予見し、かつ防災分野での新たなサービス/システム創出に貢献する新たなしくみを確立します。
大阪大学
サイバーメディアセンター
准教授
街の日常的な状況を把握するだけでなく、災害の被害状況や規模を迅速に把握するために、測域センサを搭載した複数のUAVが協調することにより、対象とする領域を効率よく巡回するための巡回戦略、測域センサにより計測された点群データをUAVに搭載された小型計算機上のみで形状把握する手法を考案し、街中における様々な人やモノの存在及びその形状を、高精度な三次元マップとして把握可能なセンシング基盤を構築する。
北陸先端科学技術大学院大学
先端科学技術研究科
准教授
本提案研究では 視覚による汎用的な触覚検知装置を人間とのインターフェースとして、触覚のBig Dataのリアルタイムの取得方法・伝送方法と、それによるAI を活かした人間とCyber-Physical System (CPS) 環境との新たな価値を創出する研究を実施します。
奈良先端科学技術大学院大学
先端科学技術研究科
助教
IoTが都市の至る所に設置される未来のスマートシティでは、データに基づく様々なサービスが日常生活をより豊かにするでしょう。その実現には、センサデータを統合し私達の「感覚」に寄り添った情報を取り出すための持続可能な基盤が必要となります。本研究では都市IoTセンサを「人々の知覚」によって調整することで、種類・精度の異なるセンサデータを統合する「ユーザ参加型IoTセンサ調整基盤」の創出を目指します。
筑波大学
システム情報系
准教授
従来のデータ圧縮技術では対応できない、IoT機器に特有のデータストリームを、メモリへの一時的保存や処理のストールなしに連続的に圧縮・復号化出来るストリームデータ圧縮技術を確立する。可変長圧縮に加え、ユニバーサルな圧縮技法を開発し、ハードウェアとしてコンパクトに実装できるアーキテクチャを開発する。ハードウェア化されたプロトタイプを元に、IoT機器の通信や計算性能を向上させると共に、省電力化を狙う。