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本研究領域は、日本発となるiPS細胞を樹立する技術によって大きなブレークスルーがもたらされると考えられる分野、すなわち、細胞のリプログラミング、分化転換、幹細胞生物学などを対象とした。また、これまでにはない自由で創意に満ちた発想による基礎研究とともに、医療などに将来貢献できる基礎研究も対象とした。具体的には、1)リプログラム機構の分子レベルでの解析に基づくリプログラミング技術の高度化・簡便化、2)幹細胞分化転換過程の解析と人的調節、3)iPS細胞を用いたエピジェネティック過程の分子機構解析、4)iPS細胞を駆使する疾患発症機構の解析、5)ヒト疾患モデルの構築、などの研究が含まれる。
◎瀬原 淳子 京都大学再生医科学研究所 教授
髙橋 淳 京都大学 iPS細胞研究所 教授
森尾 友宏 東京医科歯科大学 教授
横山 誠一 アスビオファーマ株式会社 顧問
◎は委員長