多様な生命現象に潜むメカニズムの解明に資する斬新なモデルの構築を目指す研究であって、治療、防疫、環境保全などに貢献できる予測力や発展性に富む研究を行った。具体的には、環境へ適応しつつ合目的的に機能していると見られる生命システムの、遺伝子発現、細胞の機能と動き、発生・形態生成、免疫、脳の高次機能、生物社会の形成、生態系などの制御機構や、老化や疫病などのメカニズムに対して統合的かつ数理科学的な理解を可能にするモデルの構築を通じて、課題解決への手がかりを与える革新的で基盤的な研究を対象とした。
◎近藤 滋 大阪大学 大学院生命機能研究科 教授
高松 敦子 早稲田大学 理工学術院 教授
千葉 雅俊 田辺三菱製薬(株) サプライチェーン本部 本部長
松田 裕之 横浜国立大学 大学院環境情報研究院 教授
◎は委員長