本研究領域は、生命系科学技術の発展の原動力である未解明の生命現象の解析に資する新たな計測・分析に関する基盤的な技術の創出を目指す研究を対象とするものです。
具体的には、生命現象を司る生体分子の作用機構の本質に迫る解析技術や、生体または細胞中での生体分子のその場観察技術、単一細胞レベルでの分析技術、個体から生態系にわたる多様なスケールでの新規な計測・観測技術などを対象とします。また、環境試料中に含まれる極微量物質が生体に与える影響を計測・分析するための新規な技術も対象とします。
さらに、既存の基本原理に基づく技術であっても、計測・分析の速度、感度、精度を飛躍的に向上させる技術あるいはその限界に挑む技術等、新原理の探索や新現象の発見と解明に資する研究や生命系科学技術にブレークスルーをもたらすことが期待できる研究を含みます。
(所属・役職は、平成20年3月時点のものです。)
□安藤 敏夫 (金沢大学大学院自然科学研究科 教授)
「タンパク質のナノダイナミクス高速撮影装置の開発」 (488kb)
□生田 幸士 (名古屋大学大学院工学研究科 教授)
「光駆動ナノマシンを用いた新原理バイオ計測ツールの研究」 (574kb)
□白川 昌宏 (京都大学大学院工学研究科 教授)
「磁気共鳴法による生体内分子動態の非侵襲計測」 (839kb)
□高橋 聡 (大阪大学蛋白質研究所 准教授)
「蛋白質の折り畳み運動解明を目指した一分子観測法の確立」 (471kb)
□青山 茂 (オムロン株式会社グループ戦略室経営戦略部 参事)
「ハイブリッド局在SPRを用いた生体分子の環境応答性計測」 (528kb)
□長野 哲雄 (東京大学大学院薬学系研究科 教授)
「生体分子の動的可視化プローブの開発と応用」 (277kb)
□中村 義一 (東京大学医科学研究所 教授)
「多目的RNAナノセンサー・モジュレーターの開発」 (374kb)
□森 勇介 (大阪大学大学院工学研究科 教授)
「タンパク質完全結晶創成」 (249kb)
□吉岡 芳親 (大阪大学免疫学フロンティア研究センター 特任教授)
「次世代無侵襲・定量的脳機能イメージング法の開発」 (1,031kb)
□佐々木 裕次 ((財)高輝度光科学研究センター利用促進部門バイオソフトマテリアルG)
「高精度1分子内動画計測から見える生体分子構造認識プロセス」 (578kb)
□中山 喜萬 (大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻 教授)
「カーボンナノチューブを用いた単一生体分子ダイナミクスの計測」 (1,832kb)
□永山 國昭 (自然科学研究機構岡崎統合バイオサイエンスセンター 教授)
「ns-nm分解能の光子・電子ハイブリッド顕微鏡の開発」 (1,770kb)
□樋口 秀男 (東北大学先進医工学研究機構 教授)
「in vivoナノイメージング技術の開発と生体運動機構の解明」 (213kb)
□宮澤 淳夫 ((独)理化学研究所播磨研究所放射光科学総合研究センター グループディレクター)
「細胞内標識による生物分子トモグラフィー」 (285kb)
|