この研究領域は、グローバルスケールあるいはリージョナルスケールにおいて、大気・陸域・海域における水の循環の諸過程を明らかにし、水循環モデルの構築を目指すとともに、社会における持続可能で効率的な水利用システムに関する研究を対象とするものです。
具体的には、気候変動にともなう水資源分布の変化、人間活動が水循環に及ぼす影響に関する研究に加え、水資源の維持・利用、水循環の変化が社会システムに及ぼす影響の予測、生態系環境を維持・保全・回復する水の機能等に関する研究等が含まれます。
(所属・役職は、平成20年3月時点のものです。)
□恩田 裕一 (筑波大学大学院生命環境科学研究科 准教授)
「森林荒廃が洪水・河川環境に及ぼす影響の解明とモデル化」 (275kb)
□小池 俊雄 (東京大学大学院工学系研究科 教授)
「水循環系の物理的ダウンスケーリング手法の開発」 (327kb)
□鈴木 雅一 (東京大学大学院農学生命科学研究科 教授)
「熱帯モンスーンアジアにおける降水変動が熱帯林の水循環・生態系に与える影響」
 (225kb)
□砂田 憲吾 (山梨大学大学院医学工学総合研究部 教授)
「人口急増地域の持続的な流域水政策シナリオ
−モンスーン・アジア地域等における地球規模水循環変動への対応戦略−」 (418kb)
□永田 俊 (京都大学生態学研究センター 教授)
「各種安定同位体比に基づく流域生態系の健全性/持続可能性指標の構築」 (507kb)
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