研究総括 鈴木 大慈
(東京大学 大学院情報理工学系研究科 教授/理化学研究所 革新知能統合研究センター チームディレクター)
研究期間:2026年10月~2032年3月
グラント番号:JPMJER2601
AIは著しい発展を続けており、今や科学技術分野自体にも大きな影響を及ぼしています。しかし、人間の脳が少ないコストで学習を達成するのに対し、現状のAI学習のパラダイムはデータ量や計算資源の規模を増やすことで性能が向上するという経験則に過度に依存しており、計算資源の大量消費や環境破壊といった深刻な問題を抱えています。
本プロジェクトでは、人間の脳の働きに倣い、自律的に情報を圧縮し体系化する機構に着目し、高い学習効率を持つAIを、内部機序の透明性を担保した形で実現することを目指します。理論と実証の両面で国内の有力な若手研究者を結集し、情報圧縮を自律的に行う機構を要素毎に明確な理論に基づいてデザインするとともに大規模計算機による実証を行います。また、本プロジェクトを通して得られた知見をもとに「数理人工知能学」という新たな学問体系を拓いていくとともに、国内外の優秀な研究者間での活発な交流を通じて日本発のAI理論研究の発信も目指します。
本プロジェクトにより、従来のAI開発が抱えてきた計算リソースの問題を打開するとともに、AIをホワイトボックス化することで将来的なAIの安全な運用への貢献が期待されます。

研究グループ
・数理知能学グループ(鈴木大慈研究グループ)
・知能動力学グループ(今泉允聡研究グループ)
・相互作用系学習グループ(伊藤伸志研究グループ)
・自動数学グループ(園田翔研究グループ)
プロジェクトヘッドクオーター
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