SCIENCE AGORA

2021年11月3日(水・祝)7日(日)

《プレアゴラ》10月10日(日)11日(月)

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No.06-D1911月6日(土)19:00~21:00

集合知ネットワーク構築に向けて

Why we need to have a multilateral collaboration? And what we need to establish it.

国際高等研 International Institute for Advanced Studies

企画概要

コロナ禍で様々な科学的な情報が政治判断に活用され、国民に対する説明においてもこういった科学的な根拠が広く使われてきた。しかし、残念ながら不足している部分が多くみられたことも否定できない事実であろう。では私たちは何を考え、何を誰とどのように議論を行えばよいのでしょうか。有事の際には毎回問題になるものの、猶予期間には手が付けられない。こういった壁をどのように乗り越えればよいのでしょうか。「ヒトが紡ぐ」様々な事象をどのようにとらえ、議論し、形にしていくことができるのでしょうか。

いくつかの組織からゲストをお招きして、これらの解決策を講じ、知の在り方を探ります。

With COVID-19, a variety of scientific information has been used to make political decisions, and this kind of scientific evidence has been widely used to explain the situation to the public. Unfortunately, however, we cannot deny the fact that there were many aspects that were lacking. So what should we think about, and what should we discuss with whom and how? Although the issue comes up every time there is a contingency, it seems to be untouchable during the grace period. How can we overcome these obstacles? How can we capture, discuss, and give shape to the various events by "humankind"?
We will invite guests from several organizations to discuss these issues and explore the way to collaborate together multilaterally. 

登壇者プロフィール

遠藤 薫 エンドウ カオル

日本学術会議連携会員

学習院大学法学部

芝原 暁彦 シバハラ アキヒコ

ニコニコ学会β

恐竜学研究所

産総研発ベンチャー地球技研

馬場 基彰 バンバ モトアキ

日本版AAAS設立準備委員会

京都大学白眉センター

湯浅 誠 ユアサ マコト

サイエンストークス

カクタス・コミュニケーションズ株式会社

高橋 宏之 タカハシ ヒロユキ

株式会社リバネス

宮野 公樹 ミヤノ ナオキ

国際高等研究所

京都大学学融合教育研究推進センター

駒井 章治 コマイ ショウジ

国際高等研究所

東京国際工科専門職大学

プログラム

 

コロナ禍で様々な科学的な情報が政治判断に活用され、国民に対する説明においてもこういった科学的な根拠が広く使われてきた。しかし、残念ながら不足している部分が多くみられたことも否定できない事実であろう。 では私たちは何を考え、何を誰とどのように議論を行えばよいのでしょうか。有事の際には毎回問題になるものの、猶予期間には手が付けられない。こういった壁をどのように乗り越えればよいのでしょうか。 「ヒトが紡ぐ」様々な事象をどのようにとらえ、議論し、形にしていくことができるのでしょうか。

いくつかの組織からゲストをお招きして、これらの解決策を講じ、知の在り方を探ります。

出展レポート

セッションで話し合った未来像

COVID-19と共に生きなければならず,想定を超える自然災害が多発,更には情報化が進むことで先が見通しにくくなっている現在.今後どのように人類は知を紡ぎ,様々な困難を乗り越える必要があるのか.協働可能な点について意見交換を行った.

セッションでの意見、論点

学術会議の遠藤先生はグローバリゼーションにより人の動きが活発になり,密になった.更に人口問題もありCOVID-19の感染の広がりを加速させることとなったとの指摘があった.新人世において人は「より大きく,高く,遠く」という欲望を押し進めてきたのであるが,コロナ禍において孤立の問題は大きなパラドクスとなったとも指摘された.

JAASの馬場さんからは「日本の科学をもっと元気に」との理念を掲げ,JAASを対話と協働を進める組織として作り込む意志を伺うことができた.

ScienceTalksの湯浅さんからはメディア的な動きをし,非科学者がScienceに関わっていける世の中を作っていきたいという方向性を伺うことができた.

更にニコニコ学会βの活動の初期の頃から関わられてこられた芝原さんからはご自身の研究活動をビジネスに繋げ,いいエコシステムにより「回す」仕組みを構築された経験をご紹介いただいた.

そして京都大学学融合教育研究推進センターの宮野さんからは「それぞれ勝手にやることは大歓迎」であるとした上で,なぜ大きなうねりにならないのかという問題意識を頂いた.学問はヒリヒリするものであり,研究とは一線を画するというお考えを共有いただいた.

皆さんからそれぞれの活動の紹介を頂いた後に,駒井から「こちらを向いてくれていない方々を巻き込む仕組み」についての取組や工夫についての質問を投げかけさせてもらった.これに対してパネルの皆さんからは,各々学問,研究を振興したい思いは共有しており,連携によりより効果的な活動が進められればよいという形で議論を閉じ,更なる意見交換と相互理解を進め,より効果的な活動のあり方を模索するという意思を確認した.

セッションで出たキーワード

多様性、熱の高い当事者、巻き込み、モチベーション、連携、より効果的な在り方

関連企画

次世代研究者・研究者の環境に関する企画一覧

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03-D19 ナショナルジオグラフィック-科学を伝える

04-B13 日欧の科学者たちと国際研究について勉強しよう!

06-E10 大学をコアとしたイノベーション・システム再興

06-C13 立場を超えて対話する〜新しい科学コミュニティの挑戦〜

06-C19 未来の博士を語りたい ~多様性が生き、誰ひとり取り残さない社会を創るために~

06-E13 科学者が考えるレシピは美味しいか?

07-A10 ジュニアドクター育成塾トークセッション

07-C17 黒ラブ&本田の科学コミュニケーターいらっしゃい!2

Y-07   ナイスガイの須貝と考える「科学者への一歩目」サイエンスアゴラ特別編

Y-10   グローバルサイエンスキャンパス(GSC)「アカデミックセミナー」

      未来博士3分間コンペティション2021

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