企画タイトル | STSステートメント・オンライン サイエンス セッション |
Title | STS Statement Online Science Session |
企画概要 |
九州大学大学院における科学コミュニケーション教育として、大学院生に「STSステートメント」を作成させ、
福岡市内で開催するサイエンスカフェで市民に向けて発表させ、その内容について市民とディスカッションを行わせている。
STSステートメントとは院生の研究成果が将来社会にどのような影響を与えるかを予測し問題が発生しそうな場合(例えば環境問題等)は、
それにどう対処するかをまとめた宣言(ステートメント)。それをサイエンスアゴラの場で実演し全国の参加者との交流を実現したい。
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出展者名 | 九州大学 科学技術イノベーション政策教育研究センター |
Exhibitor | Kyushu University the Center for Science, Technology and Innovation Policy Studies |
企画番号 | 2116 |
配信日時 | 11月21日(土)18:00-19:30 |
登壇者プロフィール |
主催者代表
小林 俊哉 九州大学 科学技術イノベーション政策教育研究センター 准教授(当日司会進行等を担当) ①STSステートメント発表者 門田 孝治 九州大学大学院 経済学府(2020年3月修了) ②STSステートメント発表者 大江 紗 九州大学大学院 システム生命科学府 博士課程 ③STSステートメント発表者 藤山 泰成 九州大学大学院 統合新領域学府 科目等履修生 ※敬称略 |
プログラム |
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今回のSTSステートメント・サイエンスセッションでは、STSステートメント「薬害を引き起こす医薬品不純物の社会的影響-専門職としての技術士の役割-」、
「脳情報の読み出しが与える影響の予測と発展・普及の側面から考える問題の防止」、「水素社会を考える」の3件の発表が行われたが、それぞれに質疑応答も含めた活発なディスカッションが行われた。
特に薬害のテーマでは、新型コロナウイルス感染症の治療薬・ワクチン開発が喫緊の課題になっていることから、
それら治療薬・ワクチンの安全性確保と開発スピードについて、どう整合性を取るべきかという参加者からの問いかけについて意見交換が行われた。
脳情報の読み出しのテーマについては、研究者と市民への情報提供を行う際のスタンスについて質疑応答が行われた。
水素エネルギーのテーマについても、テーマの今日性についての参加者の高い関心が窺われた。
90分という時間枠では、3件の発表では短かったと感じる。
特にテーマ内容が社会的にホットなテーマの場合、やはり参加者からは多様な角度からの質問がなされるため、10分程度の時間枠では不十分であると思われる。
今後のプログラムの時間配分について再検討を行いたい。
研究者と考える企画1704 ポストコロナ時代の研究活動における情報共有 ~成果発表・学会~ 1804 日・EUの科学者たちと「Life」について考えよう! 2003 集合知ネットワークの構築に向けて -効果的連携のあり方を探る- Y-19 "オンライン・アノニマス・ポスターセッション「100人論文 全大学編」presented by 京大100人論文" |