企画タイトル | 研究者と語ろう ~新型コロナウイルス (COVID-19) 免疫学的視点×ウイルス学的視点~ |
Title | Let's talk with the researchers! -COVID-19, from the viewpoints of immunology and virology- |
企画概要 | 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は人類の生活を一変させました。 「3密」、「ソーシャルディスタンス」、「PCR検査」といった言葉も身近なものになりましたが、 私たちは日々ネット等に流れる膨大な情報から正しいものを選択できているのでしょうか? 今回のサイエンスアゴラでは免疫学と感染症学の専門家との対話を通して、感染症とともに生きるこれからの社会の在り方を皆さんと一緒に議論し、 考える機会になればと思います。 |
出展者名 | 大阪大学免疫学フロンティア研究センター、微生物病研究所 |
Exhibitor | Osaka University, Immunology Frontier Research Center, Research Institute for Microbial Diseases |
企画番号 | 2115 |
配信日時 | 11月21日(土)18:00-19:30 |
登壇者プロフィール |
京都大学医学部卒業。オーストラリア国立大学ジョン・カーティン研究所PhD。 バーゼル免疫学研究所メンバー、東京都臨床医学総合研究所・免疫研究部長を経て、大阪大学医学部・医学系研究科教授。 現在、大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授。 (パネリスト)渡辺 登喜子 北海道大学獣医学研究科博士課程修了(獣医学博士)。 米国ウイスコンシン大学ポストドクトラルフェロー、ERATO河村感染宿主応答ネットワークプロジェクト・グループリーダー、 東京大学医科学研究所・特任准教授を経て、2020年4月より大阪大学微生物病研究所 教授。 (モデレーター) 坂野上 淳(大阪大学免疫学フロンティア研究センター) 渡部 祐司(大阪大学免疫学フロンティア研究センター) 北浦 房子(大阪大学微生物病研究所)
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プログラム |
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宮坂昌之大阪大学名誉教授と渡辺登喜子阪大微生物病研究所教授による話題提供の後、事前質問を中心に、以下のような質疑応答がなされた(一部割愛)。
Q. 抗体価は高ければ高いほどコロナ感染症にかかりにくいか?
A. No. 抗体には働かないのや悪玉もいる。
Q. 高齢者の死亡率が高いのは、免疫力が低く抗体ができにくいからか?
A. 自然免疫も胸腺の収縮による獲得免疫低下もある
Q. 集団免疫によって人類が克服した感染症が過去にあったか?
A. No. 一つもない。
Q. 新型コロナはRNAウイルスなのにDNAワクチンができるのか?
A. 送り込むのはウイルス自体の遺伝子ではないので可能
Q. ワクチンの臨床試験は、大人、子供、男、女などに場合分けするか?
A. 健康な成人対象であり、妊婦などを想定しない。
コロナで変わる「新しい生活」に関する企画1802 人間と機械の共生が創る新しい生活様式 1902 国立研究開発法人協議会シンポジウム「with/postコロナ社会を生き抜くために」 |