企画タイトル | 人間と機械の共生が創る新しい生活様式 |
Title | New Normal driven by Human-Machine SymbioCity |
企画概要 | 新型コロナウイルスにおける新しい生活様式のためには、「人間と機械が共生できる」新技術を発展させることが必要となってきます。 これにより、例えば、現在主流のテレワーク作業も、製造業などで身体性が伴う作業に拡張できる研究開発を行っています。 本企画では、これを実現するIoA(Internet of Abilities)技術、IoT機器等が自然物と共生して新しい価値を生むための新共生技術を講演/パネルで紹介します。 |
出展者名 | 科学技術振興機構戦略研究推進部 |
Exhibitor | Department of Strategic Basic Research, JST |
企画番号 | 1802 |
配信日時 | 11月18日(水)13:00-14:30 |
登壇者プロフィール |
人間の能力をテクノロジーにより拡張するHuman Augmentation、さらにそのネットワーク展開である Internet of Abilitiesの研究と社会実装を進めています。 モットーは、頭で妄想し、手で思考。
情報網が環境の中に溶け込み、私たちの生活をそれとなくサポートしてくれるユビキタスコンピューティングの実現のため、ハードからソフトまで領域横断的に研究に取り組んでいます。
高度画像処理技術を用いた新しいHCIシステムの研究をしており、人間拡張技術の追求をして行きます。
センサやディスプレイを体に装着して常時利用するウェアラブルコンピューティング技術に関する研究を行っています。コンピュータを着るということが人間にとって何をもたらすのかを追求しています。
視覚障害、吃音、四肢切断などさまざまな障害とともに生きる方への調査を通じて、多様な身体の可能性を探求しています。
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プログラム |
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講演
暦本先生 ・人間のオンラインでの学びの可能性
川原先生 ・IoTと自然物の共生技術
小池先生 ・技能の獲得(データベース化)と伝承
寺田先生 ・ウェアラブル、ユビキタス社会(トレーニングの個人化)
伊藤先生 ・障害から考える人間機械共生
ディスカッション
VRトレーニングなどがこれから発達していく。そのとき、対象の人に合ったレベルに合わせる必要がある。
過去の偉人も言うように、テクノロジーが人間を発明してきた。
人間と機械がお互いに進化していくシステムを作りたい。
もし思うように上達しなくても、伸びしろは固定ではない、との伝え方・見せ方が重要ではないか。それを人間が行うのか、AIが行うのかは検証する必要がある。
4月から現在で、コロナ禍に慣れが出てきたとはいえ、技術や伝承の分断・制約の増加が気になる。
リアルの何が大事かを見つめ直し、デジタルで置き換えられるところを見極めるのも、これから重要になる。
今回の討議内容を受けて、戦略研究推進部のICTグループで検討を進めている文科省への戦略目標の検討を更に深堀できる。
ただし、人間機械共生の技術は奥が深いものであり、どのあたりから研究開発に着手して行くかは、今後の課題である。
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