RInCAクロストーク2024 #01「共に生きるロボットの未来:技術・倫理・文化の交差点」(8月22日(木)開催)
イベント | 2024年8月22日
RInCAクロストーク2024とは
ELSI (Ethical, Legal and Social Implications/Issues: 科学技術がもたらす倫理的・法制度的・社会的課題) への先駆的な取り組みを行っている研究者を始め、様々な分野の研究開発に係るアクセラレーター、ビジネスセクター、文化人、省庁関係者など多様な立場のスピーカーが集まり、最新動向や今後の可能性、目指すべき未来像等を議論します。
※RInCAクロストークは、プログラムの取り組み紹介を通じて、多様な分野の専門家、実践家、イノベーター、学生などさまざまな方が出会い、社会課題の解決やこれからの科学技術イノベーションをともに語る場の創出を目的として開催しています。
主催:JST-RISTEX 科学技術の倫理的・法制度的・社会的課題(ELSI)への包括的実践研究開発プログラム (RInCA)
開催日時
JST-RISTEX RInCAクロストーク2024 #01
「共に生きるロボットの未来:技術・倫理・文化の交差点」
- 日 時:2024年8月22日(木) 18:00-19:00
- 開催形態:現地とオンラインのハイブリッド開催
- 現地会場:CIC Tokyo(東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー)
- 参加:参加費無料(要事前登録) ※現地でのご参加を歓迎しております。
[ご参加にあたっての留意事項]
*本セッションは、Venture Café Tokyoが行うThursday Gathering #301の1コマとして開催します。従って、本フォームへの参加申込とあわせてVenture Café Tokyoへのイベント参加登録が必要です。当日会場にてサインアップするか、あるいは事前にオンライン登録をお願いします。イベント参加登録における個人情報等の取り扱いは、Venture Caféのイベントプライバシーポリシーに基づきます。
*会場参加の方は、虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーにお越しください(森タワーとお間違いないようお気を付けください)。1階のセキュリティゲートおよび16階のCIC Tokyo入口でそれぞれ受付をお願いします。
概要
配膳ロボットや、ペット、身近な家族としてのロボットなど。ロボット達はSFの世界から飛び出し、その存在は私たちにとってますます身近になってきています。人と共に生きるロボットが私たちの生活にどのような影響をもたらし得るのか。ロボットという人ならざるものとは。法学者・ロボット工学者・認知心理学者・文化人類学者、まさに総合知を結集した研究チームによる、最新の研究進捗報告とともに、企業が実際に開発・提供している共棲ロボット・弱いロボットの事例を紹介し、技術革新がもたらす社会的影響や倫理的課題に対する具体的な解決策、法制度の整備、そしてベンチャー企業が直面する実務的な課題や市場展開の可能性について深く議論します。
登壇者・モデレーター紹介
登壇者:
- 稲谷 龍彦氏 京都大学 大学院法学研究科 教授 (2023年採択プロジェクト代表者)
「『共棲ロボット』との親密な関係形成におけるELSIに関する越境型文理融合研究」 - 青木 俊介氏 ユカイ工学株式会社 CEO
東京大学在学中にチームラボを設立、CTOに就任。その後、ピクシブのCTOを務めたのち、ロボティクスベンチャー「ユカイ工学」を設立。「ロボティクスで、世界をユカイに。」というビジョンのもと、家庭向けロボット製品を数多く手がける。2015-2021年グッドデザイン賞審査委員。2021年より東京藝術大学非常勤講師、武蔵野美術大学教授(特任)。 - 伊藤 亜紗氏 東京工業大学 科学技術創成研究院 未来の人類研究センター長 / リベラルアーツ研究教育院 教授
美学者。MIT客員研究員(2019)。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程を単位取得のうえ退学。博士号(文学)。主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『どもる体』(医学書院)、『記憶する体』(春秋社)、『手の倫理』(講談社)。第13回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞、第42回サントリー学芸賞、第19回日本学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞受賞。 - 原山 優子氏 東北大学 名誉教授(RInCA プログラムアドバイザー)
1998年からジュネーブ大学経済学部助教授、2001年から経済産業研究所研究員を経て、2002年より東北大学大学院工学研究科教授に就任、科学技術イノベーション政策の教育・研究に従事。2006年~2008年に総合科学技術会議非常勤議員、2010年から経済協力開発機構(OECD)の科学技術産業局次長を務め、2013年~2018年総合科学技術・イノベーション会議常勤議員。2020年~2022年理化学研究所理事。2022年~2023年日本科学振興協会代表理事。
モデレーター:
- 宇野 常寛氏 批評誌『PLANETS』編集長 株式会社PLANETS代表取締役
プログラム
- ブログラム紹介:RInCA事務局
- 登壇者紹介
- プロジェクト紹介:「共棲種としてのロボットとそのELSI」稲谷 龍彦氏
- ディスカッション
JST-RISTEX RInCAクロストーク2024 #02
「未来のイノベーションと社会の調和:ELSI/RRIを取り入れるヒント」(仮)
- 日 時:2024年10月24日(木) 18:00-19:00
- 開催形態:現地とオンラインのハイブリッド開催
- 現地会場:CIC Tokyo(東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー)
- 参加:参加費無料(要事前登録) ※現地でのご参加を歓迎しております。
概要
科学技術を社会に実装させていくために、戦略的なルール形成や社会受容の構築が求められています。ELSI/RRIの議論が、このような基盤づくりの鍵となるかもしれません。本セッションでは、新興科学技術がもたらす倫理的・法制度的・社会的課題(ELSI)と責任ある研究・イノベーション(RRI)の基本概念を説明し、それらをビジネスにどう取り入れるかについて道筋を探ります。国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター(JST-RISTEX)センター長の小林 傳司先生とELSIプログラム(RInCA)のプログラム総括である唐沢 かおり先生が、JST-RISTEX内での取り組み、本プログラムの目的と取り組みを紹介し、ビジネスセクターからゲストをお迎えして、実際のビジネスシーンでの取り組みとその可能性についてディスカッションします。
登壇者・モデレーター紹介
登壇者:
- 小林 傳司氏 JST 社会技術研究開発センター センター長
- 唐沢 かおり氏 東京大学 大学院人文社会系研究科 教授(プログラム総括)
- 登壇者調整中
モデレーター:
- 西川 信太郎氏 株式会社グローカリンク 取締役 / 日本たばこ産業株式会社 D-LAB ディレクター(プログラムアドバイザー)
JST-RISTEX RInCAクロストーク2024 #03
「自動運転が切り開く未来とELSI/RRI」(仮)
- 日 時:2024年12月19日(木) 18:00-19:00
- 開催形態:現地とオンラインのハイブリッド開催
- 現地会場:CIC Tokyo(東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー)
- 参加:参加費無料(要事前登録) ※現地でのご参加を歓迎しております。
登壇者・モデレーター紹介
登壇者:
- 東京大学 生産技術研究所 教授 中野 公彦氏(2020年採択プロジェクト代表者)
「ELSIを踏まえた自動運転技術の現場に即した社会実装手法の構築」 - 登壇者調整中
モデレーター:
- 本田 隆行氏 合同会社SOU サイエンスコミュニケーター