教育データ利活用EdTech(エドテック)のELSI対応方策の確立とRRI実践
研究開発プロジェクト
- 情報・システム
プロジェクト概要
教育データを利活用するEdTech (Educational Technology, エドテック) は、社会実装が進んでいる米国などとともに、日本においても教育データ利活用ロードマップが策定され、EdTechの推進基盤が構築されつつあります。しかし、EdTechに内包される科学技術は、能力測定や評価のデジタル化、個別最適学習のための分析、顔認識や感情・集中力・悩みの内部測定など、成熟したものから萌芽的なものまで広範にわたります。また、各国・地域の社会や文化における教育・学びのあり方の多様性や、教育が憲法・法的な基盤をもつことも特徴的です。本プロジェクトでは、法規範原理、法規範準則、文化的背景の3つのカテゴリーの分析枠組みを主軸として、EdTech先進国のケーススタディや、学術的・根源的問いの探究を行い、ELSI対応方策の提言を行います。これからの日本社会における教育データ利活用EdTechのELSIを予見的に探索しながら、多様なステークホルダーと協働し、RRIの実践的検討にも取り組みます。
・研究開発期間: 2022年10月~2026年3月 (進行中)
・グラント番号: JPMJRS22J1

加納 圭
滋賀大学 教育学系
教授