携帯電話関連技術を用いた感染症対策に関する包括的検討
研究開発プロジェクト
- COVID-19
- 情報・システム
プロジェクト概要
COVID-19感染拡大に有効な対策が必要とされる一方、人々の行動制限や営業制限は、対策として持続的実施が困難です。そのような中、携帯電話を用いた位置情報や行動履歴、接触情報などのデータを収集・解析する対策が国際的にも注目されています。しかし、これら個人情報の利用に関してはプライバシー上の懸念を指摘する見解も多く、各国においても明確なルールは確立されていません。
本プロジェクトは、COVID-19と将来の新興感染症対策に向けて、携帯電話関連技術の望ましいデータ利用とプライバシーや人権保護のあり方について、情報工学やELSIの観点から多角的・学際的に検討します。立法も含め、適切な技術活用や政策形成の提案を目標として、エビデンスに基づくガイドラインの作成や、国際的なルール形成への貢献を目指します。
・研究開発期間: 2020年9月~2024年3月 (進行中)
・グラント番号: JPMJRX20J5

米村 滋人
東京大学 大学院法学政治学研究科
教授