プロジェクト紹介

永山 翔太PM 写真

目標6 研究開発プロジェクト(2022年度採択)スケーラブルで強靭な統合的量子通信システム

プロジェクトマネージャー(PM)永山 翔太慶應義塾大学 大学院政策・メディア研究科 特任准教授

概要

本プロジェクトでは、分散型大規模量子コンピュータの主要技術である汎用量子通信ネットワークのテストベッドを構築し、実運用を見据えた通信アーキテクチャやプロトコル等の原理・技術実証にハードウェア・ソフトウェアを統合して取り組みます。本プロジェクトの成果は分散型大規模量子コンピュータのみならず量子インターネットにも繋がり、両者を両輪とする、量子情報を自在に生成・流通・分散処理する世界の実現に貢献します。
進め方として、テストベッドでの実装による、小規模ながらシステム全体の原理・技術実証と、シミュレーションによる大規模化の検証を二本立てとします。

2030年までのマイルストーン

多数の量子コンピュータを量子通信によって接続して分散型量子コンピュータを実現するための大規模量子ネットワーク技術を開発します。

2025年までのマイルストーン

複数の量子コンピュータを量子通信によって接続する量子ネットワークの要素技術を開発します。これらの成果を統合して、テストベッド環境において光技術による量子ネットワークのプロトタイプを実装し、システムの原理・技術実証を行います。

図1: 実装システムの完成イメージ図

図1: 実装システムの完成イメージ図

研究開発項目

課題推進者リスト

研究開発項目[1] 永山 翔太 株式会社メルカリ mercariR4D シニアリサーチャー
研究開発項目[1] 大野 浩之 金沢大学 学術メディア創成センター 教授
研究開発項目[1] 佐々木 寿彦 東京大学 大学院工学系研究科 講師
研究開発項目[1] Rodney Van Meter 慶應義塾大学 環境情報学部 教授
研究開発項目[1] 根本 香絵 沖縄科学技術大学院大学学園 量子情報科学・技術ユニット 教授
研究開発項目[1] David Elkouss 沖縄科学技術大学院大学学園 ネットワーク型量子デバイスユニット 准教授
研究開発項目[2] 生田 力三 大阪大学 大学院基礎工学研究科 准教授
研究開発項目[2] 武岡 正裕 慶應義塾大学 理工学部 教授
研究開発項目[2] 赤松 大輔 横浜国立大学 大学院工学研究院 准教授
研究開発項目[2] 新関 和哉 LQUOM株式会社 代表取締役
研究開発項目[3] 堀切 智之 横浜国立大学 大学院工学研究院 准教授
研究開発項目[3] 洪 鋒雷 横浜国立大学 大学院工学研究院 教授
研究開発項目[3] 丹治 はるか 電気通信大学 レーザー新世代研究センター 准教授
研究開発項目[3] 山崎 歴舟 国際基督教大学 教養学部 准教授
研究開発項目[3] 山口 祐也 情報通信研究機構 ネットワーク研究所 主任研究員
研究開発項目[3] 佐々木 遼 理化学研究所 量子コンピュータ研究センター 基礎科学特別研究員
研究開発項目[4] 添田 彬仁 情報・システム研究機構 国立情報学研究所 准教授
研究開発項目[4] 佐藤 貴彦 慶應義塾大学 理工学部 准教授
研究開発項目[4] 松崎 雄一郎 中央大学 理工学部 准教授
研究開発項目[5] 長田 有登 大阪大学 量子情報・量子生命研究センター 准教授
研究開発項目[5] 永山 翔太 慶應義塾大学 大学院政策・メディア研究科 特任准教授

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関連情報このプロジェクトのプレスリリース、イベントなど