[分解と安定化]分解・劣化・安定化の精密材料科学

戦略目標

資源循環の実現に向けた結合・分解の精密制御

研究総括

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高原 淳(九州大学 ネガティブエミッションテクノロジー研究センター 特任教授)

概要

 本研究領域は、外部刺激により材料を自在に分解する手法を開発するとともに、分解を自在に制御できる材料の開発、それら材料の階層構造制御による高機能化に関する研究、材料における環境に優しい劣化や安定化の制御法の開発を通じて、材料の分解・劣化・安定化の精密制御を達成し、究極の相反する物性である分解性と安定性の自在制御が可能なサステイナブル材料開発のための精密材料科学の確立を目指すものです。
 研究分野としては高分子、有機、生体、無機および金属ならびにそれらの複合材料を対象とします。例えば(1)外部刺激により材料を原子・分子レベルだけではなく、中間・部分構造に戻して再利用できる技術およびそれを活かした材料化のための製造プロセス、ならびに分解生成物が環境に調和するサステイナブル材料の設計、(2)材料の分子レベル、高次組織などの種々の階層における分解・劣化の制御法と分解機構を組み合わせた材料の開発、(3)分光学的な手法、クロマトなどの高度な分離手法、回折・散乱手法、顕微鏡的手法、計算科学的な手法による材料分解過程の可視化法の確立及びそのデータ蓄積による情報活用、(4)劣化した材料の高効率の自己修復と分解機構を組み合わせた材料の開発などがあげられます。これら研究分野の連携や各種材料で得られた知見を融合することによって、持続可能な循環型社会の実現に不可欠なサステイナブル材料開発のために、これまで未解明であった「分解・劣化・安定化の材料科学」を分子レベルからマクロレベルまで多階層的に理解し、新たな学問領域として体系化することを目指します。

 本研究領域は、文部科学省の選定した戦略目標「資源循環の実現に向けた結合・分解の精密制御」のもとに、2021年度に発足しました。

領域アドバイザー

臼杵 有光 京都大学 生存圏研究所 特任教授
小坂田 耕太郎 東京工業大学 科学技術創成研究院 特任教授
北川 尚美 東北大学 大学院工学研究科 教授
佐藤 春実 神戸大学 大学院人間発達環境学研究科 教授
沼田 圭司 京都大学 大学院工学研究科 教授
長谷川 美貴 青山学院大学 理工学部 教授
塙 隆夫 東京医科歯科大学 生体材料工学研究所 教授
松本 章一 大阪府立大学 大学院工学研究科 教授
森澤 義富 AGC(株) 化学品カンパニー フェロー
吉岡 敏明 東北大学 大学院環境科学研究科 教授

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