この研究領域は、ナノオーダーで構造・組織等を制御することにより、これまでになく高効率・高選択的にかつ環境負荷を低く化学物質等を合成あるいは処理することが可能な新触媒・新材料・システム、環境負荷の低い新材料等を創製し、環境改善・環境保全に資する研究を対象とします。 具体的には、環境負荷の高い合成プロセスをナノ構造制御触媒等により低環境負荷型に代替する技術に係わる研究、高効率分離・吸着機能・高立体選択的表面・触媒等の高機能・新機能を有するナノ構造材料等の創製に係わる研究、すなわちグリーンナノケミストリーに加え、排ガス・排水中に含まれる化学物質、環境中に存在する化学物質等を高効率・高選択的に分離・除去、分解、無害化するナノ構造制御触媒の開発に係わる研究、これらを組み込んだシステムの創製に係わる研究、ナノ空間機能を反応場として活用したナノリアクター等の創製を目指す研究、環境負荷の低いナノ制御構造材料に係わる研究等が含まれます。
□魚住 泰広 (自然科学研究機構分子科学研究所ナノ触媒・錯体触媒研究部門 教授)
「水中での精密分子変換を実現するナノ遷移金属触媒創製」 (258kb)
□奥原 敏夫 (北海道大学大学院地球環境科学研究院 教授)
「グリーン化学合成のための酸化物クラスタ高機能触媒の開拓」 (548kb)
□黒田 一幸 (早稲田大学理工学術院 教授)
「高度に制御されたナノ空間材料の創製」 (445kb)
□辰巳 敬 (東京工業大学資源化学研究所 教授)
「有機無機複合相の自在変換によるグリーン触媒の創製」 (665kb)
□田 旺帝 (北海道大学触媒化学研究センター 助教授)
「高機能規整酸化物表面創生」 (289kb)
□辻 康之 (北海道大学触媒化学研究センター 教授)
「ナノ制御空間を有する均一系分子触媒の創製」 (354kb)
□寺岡 靖剛 (九州大学大学院総合理工学研究院 教授)
「ナノ構造制御ペロブスカイト触媒システムの構築」 (485kb)
□持田 勲 (九州大学産学連携センター 特任教授)
「表面最適化炭素ナノ繊維の新規環境触媒機能」 (1,731kb)
□八嶋 建明 (宮崎大学フロンティア科学実験総合センター 特任客員研究員)
「課題ナノ制御置換型金属酸化物触媒による選択酸化反応の制御と応用名」 (177kb)
□山元 公寿 (慶應義塾大学理工学部 教授)
「精密自在制御型ナノ触媒の創製」 (401kb)
□中村 振一郎 ((株)三菱化学科学技術研究センター 計算科学研究所所長)
「分子の特性を最大に引き出すナノサイズ構造体がつくる場の研究」 (387kb)
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