本研究領域は、世界最先端レベルの超高速・大容量計算機環境と精緻なモデル化・統合化によって、複数の現象が相互に影響しあうようなマルチスケール・マルチフィジックス現象の高精度且つ高分解能の解を求めることを研究の対象とします。 具体的には、地球環境変動、異常気象、およびそれに起因する災害予測、人工物の安全性・健全性の評価、複雑な工業製品の設計・試作、ナノレベルの材料挙動、生体内たんぱく質構造と生体内薬物動態など、支配因子が未知あるいは不確定性を含む現象やスケールが極度に異なる現象等のモデル化の研究、そのようなモデルの統合数値解析手法の研究、モデルや入力データの妥当性・結果の信頼性の評価方法の研究などが含まれます。
□尾形 修司 (名古屋工業大学大学院工学研究科 教授)
「ナノ・メゾ・マイクロの複雑固液界面の大規模数値解析」 (123kb)
□押山 淳 (筑波大学大学院数理物質科学研究科計算科学研究センター 教授)
「計算量子科学によるナノアーキテクチャ構築」 (322kb)
□佐藤 正樹 (海洋研究開発機構地球環境フロンティア研究センター サブリーダー)
「全球雲解像大気モデルの熱帯気象予測への実利用化に関する研究」 (237kb)
□高田 俊和 (日本電気株式会社基礎・環境研究所 主席研究員)
「QM(MRSCI+DFT)/MM法による生体電子伝達メカニズムの理論的研究」 (153kb)
□高橋 桂子 (海洋研究開発機構地球シミュレータセンター グループリーダー)
「災害予測シミュレーションの高度化」 (334kb)
□天能 精一郎 (名古屋大学大学院情報科学研究科 助教授)
「生体系の高精度計算に適した階層的量子化学計算システムの構築」 (158kb)
□平尾 公彦 (東京大学大学院工学系研究科 教授)
「ナノバイオ系のシミュレーションとダイナミクス」 (142kb)
□松浦 充宏 (東京大学大学院理学系研究科 教授)
「観測・計算を融合した階層連結地震・津波災害予測システム」 (1,711kb)
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