本研究領域は、細胞内の代謝変化を統合的あるいは網羅的に解析し、細胞の恒常性維持のメカニズムを解明することにより、細胞機能の向上・改変・付与や恒常性の乱れを回復するための、細胞を制御する基盤的な新技術の創出を目指す研究を対象とします。 具体的には、代謝産物群のパターンによる外部刺激に応じた正常細胞の細胞内状態の変化や病態、発生過程等における細胞状態の評価・分類、既存あるいは個別測定データに基づく細胞モデリングと機能変化予測、それらの研究に基づく代謝経路を特異的に制御する化合物の予測と制御物質設計に関する研究、およびこれらの研究に基づいた新機能を付与した細胞の作製技術などが含まれます。
□小田 吉哉 (エーザイ(株)シーズ研究所 主幹研究員)
「定量的メタボロミクスとプロテオミクスの融合」 (80kb)
□田口 良 (東京大学大学院医学系研究科 客員教授)
「脂質メタボロームのための基盤技術の構築とその適用」 (162kb)
□平尾 敦 (金沢大学がん研究所 教授)
「代謝解析による幹細胞制御機構の解明」 (156kb)
□柳澤 修一 (東京大学大学院農学生命科学研究科 助教授)
「栄養シグナルによる植物代謝制御の分子基盤」 (180kb)
□柳田 充弘 (京都大学大学院生命科学研究科 特任教授)
「染色体分配メタボリズムを支える分子ネットワークの解析」 (124kb)
□吉田 稔 (独立行政法人理化学研究所吉田化学遺伝学研究室 主任研究員)
「タンパク質修飾の動態とネットワークの網羅的解析」 (137kb)
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