支援課題一覧(地雷)

短期的研究開発課題

地雷探知用ウエアラブル・SAR-GPRの開発
佐藤 源之(東北大学 東北アジア研究センター 教授)
研究期間(年度)2002~2007
研究概要
小型軽量で広帯域な地中レーダ(GPR)を開発した上で、地中レーダ、金属探知機、赤外線センサを複合したセンサモジュールを開発する。現場の土壌状況の十分な理解をしたうえで試作機の現場チェック・チューニングにより現場適用性、信頼性を向上させる。
研究概要
評価
事後評価結果
事後評価結果(延長支援後)
反射波と透過波の複合受信による地雷探査レーダの開発
荒井 郁男(電気通信大学 電気通信学部 教授)
研究期間(年度) 2002~2005
研究概要
対人地雷探査の確実性の高い方法として、地中レーダを用いた地中の高精細映像化法を研究開発する。地表面上からはユニット化した地中レーダを高密度で配列し、反射波データを取得する。さらに地中においてもレーダ電波の放射源を挿入して透過波による”物標の影”を検出する。本研究は、これらの反射波と透過波のデータを組み合わせることにより地中の物標分布を高精細に映像化できる地雷探査レーダを研究開発する。
研究概要
評価
事後評価結果
地雷探知ロボットと無人処理車による地雷除去支援
野波 健蔵(千葉大学 工学部 教授)
研究期間(年度) 2002~2005
研究概要
金属探知機と地中レーダおよび赤外線によるセンサフュ―ジョンを適用した新しい地雷探知機の開発を行う。そして、この地雷探知機を搭載した自律型地雷探知ロボットと無人地雷処理車により安全で高効率な地雷除去支援システムを構築する。さらに、斜面や丘陵地帯、山岳地帯などでの探知・除去作業支援システムを研究開発する。
研究概要
評価
事後評価結果
環境適応型高性能対人地雷探知システムの研究開発
福田 敏男(名古屋大学 大学院工学研究科 教授)
研究期間(年度) 2002~2005
研究概要
安全で効率的な対人地雷除去作業を可能とするため、センシング技術、アクセス・制御技術、システム・インテグレーション技術の3点に着目し、総合的対人地雷探知システムを開発する。現地調査などの結果に基づき、必要とされるセンシング能力、移動能力、耐久性を有する実用的対人地雷探知技術を研究開発する。
研究概要
評価
事後評価結果
地雷の探知ユニットのアクセス用機械の研究開発
池上 友博(株式会社タダノ 技術研究所 所長)
研究期間(年度) 2002~2005
研究概要
油圧式クレーンで培った開発・製造技術を基に長尺アームを高精度で位置決め制御する技術を開発し、危険地域外からのセンシング作業を可能とする。プラットフォーム車両は4輪駆動と4輪ステアリングによる荒地・泥濘地への走破性と狭隘地への進入性を確保できることを目的とする。
研究概要
評価
事後評価結果
バギー車両・遠隔操作アームなどによる地雷探査除去支援システムの開発
広瀬 茂男(東京工業大学 大学院工学研究科 教授)
研究期間(年度) 2002~2007
研究概要
市販のバギー車両を改良して普通に人間が乗って運転できるだけでなく、搭載したアームを利用して遠隔操作で地雷探知除去ができる遠隔作業型移動車両と、レベル3サーベイ(地雷除去作業後に100%地雷が除去されたかどうかを最終確認するためのサーベイ)作業を遠隔で行えるバイラテラル性が高いメカニカルマスタースレーブアームの2つのシステムを完成させる。
研究概要
評価
事後評価結果

中期的研究開発課題

地雷探査用高度化即発ガンマ線分析システムの開発
井口 哲夫(名古屋大学 大学院工学研究科 教授)
研究期間(年度) 2002~2007
研究概要
地中に埋設された地雷探査に中性子を用いた即発ガンマ線分析手法を適用し、地雷爆薬自体の遠隔・非破壊・選択的探知に最適なシステム開発を行う。分析システムを構成するコンパクト加速器中性子源の中性子発生率向上と高機能化、およびガンマ線検出器の多機能化とスマートセンサー化を図る。
研究概要
評価
中間評価結果
事後評価結果
超小型放電型中性子源による地雷探知技術の開発
吉川 潔(京都大学 エネルギー理工学研究所 教授)
研究期間(年度) 2002~2007
研究概要
超小型放電型中性子源による中性子照射で生起するγ線や後方散乱中性子等を複数の計測器で計測し、非接触で短時間、安全かつ確実に地雷の種類ならびに先進トモグラフィ技術応用による埋設場所が同定可能な技術の開発を行う。中性子源として安全長寿命の重水素ガスと放電電力のみを用いる新式の超小型中性子源を高性能化して車両に搭載し、広範囲な地雷探査を行う。
研究概要
評価
中間評価結果
事後評価結果
SQUID-NQR地雷化学物質探知技術開発
糸崎 秀夫(大阪大学 基礎工学研究科 教授)
研究期間(年度) 2002~2007
研究概要
爆発物にMHz程度の電波を照射し、NQR(核四極共鳴)信号をSQUID(超電導量子干渉素子)で捕らえるSQUID-NQRを研究開発する。NQRは核周辺の電場勾配を利用するためNMRのような磁石が不要となり、装置の小型化が可能となる。高感度化と野外使用のため、高温超電導SQUIDをセンサーとして用いる。低周波は浸透性が高く各種爆発物やプラスチック爆弾などが容器内にあり化学物質の漏洩がなくても検出が可能である。
研究概要
評価
中間評価結果
事後評価結果

早期終了課題

UWB地中レーダによる超高感度地雷探知技術の確立
杉本 末雄(立命館大学 理工学部 教授)
研究期間(年度) 2002~2002
研究概要
地中レーダの信号処理技術,画像処理技術に革新的な技術を導入して、探知確率の飛躍的改善を図る。具体的には、10GHz以上のUWB方式技術、超高感度デジタル信号処理技術を駆使し、超高感度、超高解像度の地中レーダを開発する。これにより地雷探知確率の飛躍的改善を行う。
(未舗装)道路に埋設された地雷探知システムの研究開発
井上 義高(ジオ・サーチ株式会社 調査部 専門部長)
研究期間(年度) 2002~2002

未舗装道路の凹凸によるGPRのアンテナ上下動や土質・土壌水分変化などは、受信反射波の強度・伝搬時間に影響して探知性能を妨害・低下させることから、干渉化スペクトル解析手法の適用を骨格とする高度信号処理の研究開発を行う。また、凹凸などの環境に合わせて、GPRの仕様(大きさ、地上高、周波数、探知深さ)の最適化を図る。
爆薬分子を超高感度で認識するバイオセンサの開発
都甲 潔(九州大学  教授)
研究期間(年度) 2002~2004
研究概要
SPR(Surface Plasmon Resonance)センサと抗原抗体反応を組み合わせたバイオセンサを作製する。すなわち、地雷爆薬、例えばTNTに対する抗体を作成し、SPRセンサの検出部分である金薄膜表面に固定する。金薄膜近傍をTNTが通過しようとすると、抗体と抗原(TNT)の結合が起こる。この結合をSPRという光学的な手法により検出する。超高感度かつ高選択性を兼ね備えたハンディタイプ匂いセンサの研究開発は、地雷探知の高効率化を実現するものである。

クイックアクセス

終了した事業についてのご意見やお問い合わせは、下記リンクよりwebフォームをご利用ください。

お問い合わせ・ご意見・ご要望

本ページの目次

プログラム

  • CREST
  • さきがけ
  • ACT-I
  • ERATO
  • ACT-X
  • ACCEL
  • ALCA
  • RISTEX
  • AI時代と科学研究の今
  • AIPネットワークラボ
  • JSTプロジェクトDB
  • 終了事業アーカイブズ
  • ご意見・ご要望