蓄電池領域 研究開発課題紹介

蓄電池領域 資源制約フリーなナトリウムイオン電池の開発

トピックス

2024年11月5日
東京理科大学 駒場慎一 教授らが研究成果を発表しました
「機械学習でナトリウムイオン電池材料の性能予測から実証まで ~次世代電池開発の高速化、低コスト化の実現に大きく貢献~」
東京理科大学プレスリリース

チームリーダー

グループリーダー

(五十音順)
氏名 所属・役職
大久保 將史
館山 佳尚

目的

資源制約のない元素を用いたナトリウムイオン電池の高エネルギー密度化、長寿命化を目標とした開発を行う。

研究概要

我が国で初めて実用化されたリチウムイオン電池は、実用蓄電池で最大のエネルギー密度を有するためGX技術の実現に必須の蓄電池である。しかしながら希少・毒性元素が必要であり、リチウム資源が偏在することも相まってリチウム原料の価格は乱高下している。また高コストなコバルト、ニッケル、銅なども必要である。蓄電池の応用範囲が拡大し、地球規模での環境・エネルギー問題の取り組みが重要となる中、地政学リスクと資源制約から開放されたリチウム代替の蓄電池開発は、革新的GX技術における最重要課題のひとつである。本研究開発では、周期表においてリチウムと同族で資源制約のないナトリウムに注目し、日本発のリチウムイオン電池の技術を継承する次世代蓄電池「ナトリウムイオン電池」の社会実装に向けた材料開発と電池設計、機構解析、計算科学研究に取り組む。

共同研究機関

東京大学、東京科学大学、工学院大学、東京理科大学、早稲田大学、北陸先端科学技術大学院大学、名古屋大学、京都大学、兵庫県立大学、山口大学、九州大学、横浜国立大学、物質・材料研究機構、高エネルギー加速器研究機構、総合科学研究機構、理化学研究所、高輝度光科学研究センター

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課題概要(685KB)

成果報告書2023年度版(205KB)

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