蓄電池領域 研究開発課題紹介
- JSTトップ
- 革新的GX技術創出事業
- 領域
- 蓄電池
- 研究開発課題 高エネルギー密度を有する高温作動長寿命リチウム系電池の開発
トピックス
- 2024年 8月27日
- 横浜国立大学 藪内直明 教授らが研究成果を発表しました
「実用的な高エネルギー密度のコバルト・ニッケルフリー電池材料を開発
ナノ構造を高度に制御したリチウムマンガン酸化物材料の合成に成功」
JSTプレスリリース
チームリーダー
グループリーダー
氏名 | 所属・役職 |
---|---|
折笠 有基 | |
袖山 慶太郎 | |
西川 慶 | |
前吉 雄太 | |
藪内 直明 | |
山田 裕貴 |
目的
GHG削減のための高性能リチウム系二次電池の研究を実施する。リチウムイオン電池の作動温度を60℃~100℃に引き上げる。寿命を10000サイクルにする。金属系負極を用いたリチウム二次電池のエネルギー密度を500 Wh kg-1に引き上げる。3つの目標を達成しリチウム系電池によるGHG削減と新しいエネルギーシステムの社会実装を可能とする。
研究概要
リチウムイオン電池のより一層の普及には、高温地域での使用を可能とする耐高温特性を有するリチウムイオン電池が必要である。リチウムイオン電池製造時のGHG削減と資源節約のためには、電池寿命を改善することが必須である。また、ドローンなどのエアモビリティーにおいては大きなエネルギー密度が求められ、金属系負極を用いるリチウム系電池の開発が必要である。これらの目標達成には、電池の高温時の挙動、劣化機構、エネルギー密度向上のための電池設計理論が重要である。そして、新規リチウム系電池を具現化するための材料技術が重要である。本チームでは、社会実装可能な電池の姿を見据えながら、材料科学・計算科学・界面科学・放射光計測を連携して、短期間・中期間・長期間に分けて3つの電池の性能を向上させていく。最終的には究極的なリチウム系電池の姿を明らかにする。
共同研究機関
横浜国立大学、徳島大学、山口大学、千葉工業大学、物質・材料研究機構、近畿大学、大阪大学、東京理科大学、産業技術総合研究所、電力中央研究所、立命館大学、京都大学、奈良女子大学、神奈川工科大学、群馬大学、上智大学、福井大学、東北大学、理化学研究所
PDFダウンロード
成果報告書|2023年度版(198KB)
所属・職名は、研究者がresearchmapに登録した情報をそのまま表示しています。(詳細はこちら)
researchmapの登録状況により、情報が最新ではない、あるいは空白に見える場合があります。
また、インターネット接続がない状態では表示されません。