鳥海情報ウェルビーイングプロジェクト

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研究総括 鳥海 不二夫
(東京大学 大学院工学系研究科 教授)
研究期間:2025年10月~2031年3月
グラント番号:JPMJER2502

 

 

 

 情報空間は、情報の自由な伝達や交流の促進等に欠かせない重要なインフラである一方で、近年、アテンションエコノミー(関心経済)と呼ばれる経済原理に情報空間が支配されることでフィルターバブルやエコーチェンバー現象などが発生し、それが偽誤情報や誹謗中傷のまん延などの社会的なリスクにつながっていると考えられます。

 本研究領域では、現代情報空間の健全な在り方を模索し、ユーザーが希求する情報環境の実現に向けた評価指標や支援システム等の開発、およびそれらを支える理論的基盤の構築に取り組みます。情報空間のリスクに対し、情報を得ることに対して食を中心とした健康管理になぞらえた「情報的健康」という概念等を踏まえ、科学的データに基づく評価指標を含めたメカニズムの理解や対策の背景となる理論的な解明を推進することで、情報空間から誰もがそれぞれに望ましい情報の取得ができるようにすることを目指します。

 本研究により、情報空間・言論空間そのものを扱う新しい学問分野を構築していくとともに、関連するさまざまな社会的リスクへの解決の糸口を示し、情報空間における健全な共生社会の実現につながることが期待されます。

 

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研究グループ

・システム開発グループ
・データマネジメントサブグループ
・ヒューマンサイエンスグループ
・社会実装グループ

 

プログラム

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