研究倫理審査

研究倫理審査に関する取り組み

背景

対面で話し合う人々RISTEXでは、2019年度より、新興技術 (Emerging Technologies) の研究開発および社会実装に伴い想定される倫理的・法制度的・社会的課題 (Ethical, Legal and Social Issues/Implications: ELSI) の解決と、ELSIへの取り組みを通じた責任ある研究・イノベーション (Responsible Research and Innovation: RRI) の推進に資する調査・研究を行っています。

新興技術の進展は、研究開発から社会実装までのスピードが非常に速く、人・社会に与える影響が不確実かつ多義的であると同時に、圧倒的なインパクトを持つことに特徴があり、科学技術と社会との関係深化や相互作用の重要性はますます大きくなってきています。とくに新興技術においては、社会受容性を高めることのみならず、研究開発のより早い段階から、予見的にELSI/RRIに取り組むことが、リスクマネジメントやイノベーション創出の観点において重要です。

活動内容

大学などの学術機関や企業などにおける研究実施主体を対象に、新興技術の研究開発プロセスにおける「研究倫理審査」のあり方に着目し、動向調査を実施しています。2020年度調査においては、国内の現状把握と、今後検討すべき課題や主要論点の抽出を目的として、「ゲノム編集・ゲノム合成技術」「食肉培養技術」「デジタルファブリケーション技術」の3つをケーススタディに取り上げ、それぞれの技術や分野が内包する倫理的課題の特徴なども踏まえながら、研究倫理審査に関する国内の取り組み状況について調査を行いました。

調査研究(委託)

新興技術の研究開発にかかる研究倫理審査の動向調査(2020年度)
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