この研究領域は、ライフサイエンス、IT、材料等さまざまな分野の基盤となるナノテクノロジーのうち、物理的手法を用いて新しいデバイス、センシング、装置を実現するための研究を対象とするものです。
具体的には、物理現象で、ナノスケールにおいてはじめて現れる電子系やスピン系の特性を応用して演算、記憶等のアクティブな機能をもつ新しいデバイスを実現するための研究、ナノスケールの局所的特性を対象として電気、機械、光等の物理的手法を用いてセンシング、操作、制御等を行うデバイスや装置を実現するための研究等が含まれます。また、センシングにおける精度、分解能、判別機能や、デバイスや装置における速度、集積度、容量、エネルギー消費等の点で既存技術の限界を打破する新しい技術の創出に向けた研究、現在まだ対象とするものの性質の研究にとどまっている現象をデバイスに結びつける研究等が含まれます。
□猪俣
浩一郎 (東北大学大学院工学研究科 教授)
「スピン量子ドットメモリ創製のための要素技術開発」
(144kb)
□岩佐
義宏 (東北大学金属材料研究所 教授)
「ナノクラスターの配列・配向制御による新しいデバイスと量子状態の創出」 (686kb)
□大串
秀世 (産業技術総合研究所新炭素系材料開発研究センター 総括研究員)
「高密度励起子状態を利用したダイヤモンド紫外線ナノデバイスの開発」
(164kb)
□河田 聡
(大阪大学大学院工学研究科 教授)
「非線形ナノフォトニクス」
(196kb)
□小森
和弘 (産業技術総合研究所光技術研究部門 グループリーダー)
「光量子位相制御・演算技術」
(147kb)
□三澤
弘明 (徳島大学大学院工学研究科 教授)
「量子相関光子ビームナノ加工」
(145kb)
|