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研究実施報告


大きな可能性を秘めた未知領域への挑戦
分子レベルの新機能発現を通じた技術革新
脳機能の解明
環境にやさしい社会の実現
資源循環・エネルギーミニマム型社会システムの構築
技術革新による活力に満ちた高齢化社会の実現

遺伝子情報に基づくたんぱく質解析を通した技術革新
先進医療の実現を目指した先端的基盤技術の探索・創出
新しい原理による高速大容量情報処理技術の構築
水の循環予測及び利用システムの構築
ナノスケールにおける融合的革新技術の構築

戦略目標
大きな可能性を秘めた未知領域への挑戦

我が国が、長引く景気の停滞や国内産業の空洞化を克服し、活力ある社会を維持・発展させていくためには、既存の概念にとらわれず、新たな分野・領域を開拓し、独創的・革新的な技術の創生を通じて、新技術・新産業を創出していかなければならない。また、我が国の国際的立場に鑑みれば、それ自身が価値を有するものとしての、人類の新しい知的資産の拡大にも積極的に貢献していく必要がある。
このような観点から、多くの新たな知見の獲得が期待されてはいるが、未だ知られていないことが多い領域、例えば、複雑で多様な生命現象の解明、分子・原子単位の極微細な領域の解明及び超高圧・超高真空等の極限的な状態における現象の解明、新たな情報技術の探索を通じて、革新的な技術の確立を目指す研究を進めることが不可欠である。
したがって、戦略目標を、以上のような多くの未知を抱えた領域の現象の解明等により知的資産を拡大するとともに、新技術・新産業の創出を目指す「大きな可能性を秘めた未知領域への挑戦」とする。


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研究領域 研究統括
生命活動のプログラム
村松 正實
(埼玉医科大学ゲノム医学研究センター 所長)

この研究領域は、生物に特徴的な生命現象の基礎にある生命活動の本態を、主として分子レベルで解明する研究を対象とするものです。
具体的には、高等生物の発生・分化・癌化・老化等を含む生命活動の基本にあるメカニズムやそれを遂行するプログラムについてさまざまな方向から追求するものであり、分子レベルの解明を必要とする種々の研究の基礎ともなるものです。

伊藤 維昭 (京都大学ウイルス研究所 所長/教授)
「タンパク質の膜を越えたダイナミズムを支える細胞機能の解明」   (143kb)

稲垣 冬彦 (北海道大学大学院薬学研究科 教授)
「構造生物学に基づくシグナル伝達系の解明とその制御」   (200kb)

岡崎 恒子 (藤田保健衛生大学総合医科学研究所 教授)
「哺乳類人工染色体の開発と個体の形質転換への利用」  (188kb)

加藤 茂明 (東京大学分子細胞生物学研究所 教授)
「遺伝情報制御分子としてのステロイドレセプター」 (161kb)

二井 將光 (大阪大学産業科学研究所 所長/教授)
「酸性オルガネラの形成と機能の解明」  (191kb)

吉川 信也 (姫路工業大学理学部 教授)
「水素イオン能動輸送機構の構造生物学的解析」  (174kb)


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研究領域 研究統括
生体防御のメカニズム 橋本 嘉幸
(共立薬科大学 理事長)

この研究領域は、生物が自らを守るために備えている生体防御のメカニズムについての研究を対象とするものです。
具体的には動物から植物に至る種々の生物の備えている免疫機能や外敵防御の機構を、個体、組織、細胞、分子・遺伝子等の観点から追及します。さらに生体防御の破綻を引き起こす種々の疾病(免疫関連疾患、ウイルス性疾患、癌等)の誘因や、その診断・治療および予防に関する基礎生物科学的な研究も対象とします。

石井 俊輔 (理化学研究所 主任研究員)
「仲介因子を介した遺伝子発現制御の解明」 (190kb)

大橋 祐子 (農業生物資源研究所 上席研究官)
「遺伝子の不活化・活性化を通した植物の生体制御」 (261kb)

岡田 泰伸 (岡崎国立共同研究機構生理学研究所 教授)
「細胞容積調節の分子メカニズムとその破綻防御」 (252kb)

川嵜 敏祐(京都大学大学院薬学研究科 教授)
「糖鎖シグナルを介する生体防御システムの解析」  (239kb)

笹月 健彦(国立国際医療センター研究所 所長/九州大学生体防御医学研究所 教授)
「免疫系のフレームワーク決定及び免疫制御の分子機構」  (235kb)

杉山 雄一(東京大学大学院薬学系研究科 教授)
「異物排除システムの分子基盤」  (235kb)

中内 啓光(筑波大学基礎医学系 教授/東京大学医科学研究所 教授)
「造血幹細胞の分化と自己複製の制御機構」  (253kb)


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研究領域 研究統括
量子効果等の物理現象 川路 紳治
(学習院大学 教授)

この研究領域は、原子レベルでの極微細構造に特異的に現れる量子効果等の物理現象についての研究を対象とするものです。
具体的には、固体内の分子、原子、電子等のふるまいや、それに伴うさまざまな量子効果等についての研究が含まれます。また、このような量子効果以外の極微細領域に現れる現象の先端的研究も対象とします。

井口 家成 (東京工業大学大学院理工学研究科 教授)
「異方的超伝導体の量子効果と新電磁波機能発現 」  (1,623kb)

小倉 睦郎 (産業技術総合研究所光技術研究部門 主任研究官)
「原子層制御量子ナノ構造のコヒーレント量子効果」  (779kb)

讃井 浩平 (上智大学理工学部 教授)
「自己組織化量子閉じ込め構造」  (216kb)

白田 耕藏 (電気通信大学電気通信学部 教授)
「量子固体と非線形光学:新しい光学過程の開拓」  (208kb)

山下 幹雄 (北海道大学大学院工学研究科 教授)
「サイクル時間域光波制御と単一原子分子現象への応用」  (265kb)


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研究領域 研究統括
単一分子・原子レベルの反応制御 山本 明夫
(早稲田大学理工学総合研究センター 顧問研究員)

この研究領域は、単一分子・原子レベルの反応に注目し、新規な物質や狙った物質を得る各種の化学反応の研究を対象とするものです。
具体的には、反応場での分子・原子レベルの反応を理解し、それを制御する反応等を物理・化学・生物的観点から追求すること等が含まれます。特に、各種の化学反応を究極的に制御し、伝統的化学の方法論のブレークスルーにつながるような先端的研究を対象とします。

入江 正浩 (九州大学大学院工学研究科 教授)
「完全フォトクロミック反応系の構築」  (217kb)

梶本 興亜 (京都大学大学院理学研究科 教授)
「超臨界流体を用いた反応の制御と新反応の開拓」  (381kb)

鈴木 寛治 (東京工業大学大学院理工学研究科 教授)
「金属クラスター反応場の構築とクラスター触媒反応の開発」  (573kb)

平間 正博 (東北大学大学院理学研究科 教授)
「超天然物の反応制御と分子設計」  (201kb)

藤田 誠 (名古屋大学大学院工学研究科 教授)
「遷移金属を活用した自己組織性精密分子システム」  (338kb)

松本 和子 (早稲田大学理工学部 教授)
「生体分子解析用金属錯体プローブの開発」  (268kb)


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研究領域 研究統括
極限環境状態における現象 立木 昌
(物質・材料研究機構 特別研究員)

この研究領域は、極限環境下における物質の現象についての研究を対象とするものです。
具体的には、超高温、極低温、超高圧、超高磁場、極高真空、微小重力場等の極限状態において特異な物理・化学的現象を示す物質を分子・原子・電子のレベルで解明すること等が含まれます。また、新物質の創製、極限環境の創出技術、実用材料の開発へ道を拓くような先端的研究や特殊環境下における生物の機能についての先端的研究も対象とします。

赤石 實 (物質・材料研究機構物質研究所 主幹研究員)
「超高圧プロセスによる天然ダイヤモンド単結晶・多結晶体の成因解明」  (1,166kb)

安宅 光雄 (産業技術総合研究所人間系特別研究体 グループ長)
「磁気力を利用した仮想的可変重力場におけるタンパク質結晶成長」  (799kb)

今中 忠行 (京都大学大学院工学研究科 教授)
「深度地下極限環境微生物の探索と利用」  (1,250kb)

遠藤 康夫 (東北大学金属材料研究所 教授)
「新しい量子自由度・軌道の動的構造の解明」  (337kb)

戸叶 一正 (物質・材料研究機構材料研究所 材料基盤研究センター長)
「超過冷却状態の実現と新機能材料創製」  (454kb)

藤田 博之 (東京大学生産技術研究所 教授)
「局所高電界場における極限物理現象の可視化観測と制御」  (754kb)

本河 光博 (東北大学金属材料研究所 教授)
「強磁場における物質の挙動と新素材の創製」  (323kb)


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研究領域 研究統括
高度メディア社会の生活情報技術 長尾 眞
(京都大学 学長)

この研究領域は、日常生活に深く関連する様々な情報技術を、「あらゆる人々が自由に使いこなせる」という観点からとらえて研究するとともに、社会科学的な側面からの研究についても対象とし、質が高く安心できる暮らし、活力ある社会の構築をめざします。
具体的には、バリアフリー情報システム技術、人間重視ヒューマンインターフェイス技術、調和のとれた社会の構築のための情報システム技術などの研究を行います。また、これらを支えるソフトウェアの開発研究、情報コンテンツ構築とその構築技術の研究、教育情報コンテンツ構築とその活用システムの研究、煩雑化する情報社会の有るべき姿の多角的な探索および次世代情報社会へ向けた基盤技術などの研究を行います。

池内 克史 (東京大学大学院情報学環 教授)
「文化遺産の高度メディアコンテンツ化のための自動化手法」   (1,056kb)

石田 亨 (京都大学大学院情報学研究科 教授)
「デジタルシティーのユニバーサルデザイン」  (1,474kb)

Nick Campbell (轄総ロ電気通信基礎技術研究所 プロジェクトリーダー)
「表現豊かな発話音声のコンピュータ処理システム」(EXPRESSIVE SPEECH PROCESSING)  (271kb)

三宅 なほみ (中京大学情報科学部 教授)
「高度メディア社会のための協調的学習支援システム」  (1,028kb)

渡辺 富夫 (岡山県立大学情報工学部 教授)
「心が通う身体的コミュニケーションシステムE-COSMIC」  (204kb)

木戸出 正継 (奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科 教授)
「日常生活を拡張する着用型情報パートナーの開発」  (239kb)

 (東京大学大学院情報理工学系研究科 教授)
「テレイグジスタンスを用いる相互コミュニケーションシステム」  (1,485kb)

辻井 潤一 (東京大学大学院情報理工学系研究科 教授)
「情報のモビリティを高めるための基盤技術」  (219kb)

橋田 浩一 (産業技術総合研究所サイバーアシスト研究センター 副センター長)
「人間中心の知的情報アクセス技術」  (261kb)

池原 悟 (鳥取大学工学部 教授)
「セマンティック・タイポロジーによる言語の等価変換と生成技術」  (164kb)

金出 武雄 (産業技術総合研究所デジタルヒューマン研究ラボ 研究ラボ長)
「デジタルヒューマン基盤技術」  (204kb)

高野 明彦 (国立情報学研究所ソフトウエア研究系 教授)
「連想に基づく情報空間との対話技術」  (169kb)

 

※本プロジェクトの研究代表者であった加藤茂明氏については、同氏が主宰する研究室において論文の不正行為があったことが東京大学において認定されています。
認定された不正行為には、本プロジェクトの研究成果とされた論文の一部が含まれています。
詳細は、下記をご参照下さい。
http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_261226_j.html
http://www.u-tokyo.ac.jp/content/400007786.pdf
http://www.jst.go.jp/osirase/20160325_oshirase-2.html


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