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研究実施報告


大きな可能性を秘めた未知領域への挑戦
分子レベルの新機能発現を通じた技術革新
脳機能の解明
環境にやさしい社会の実現
資源循環・エネルギーミニマム型社会システムの構築
技術革新による活力に満ちた高齢化社会の実現

遺伝子情報に基づくたんぱく質解析を通した技術革新
先進医療の実現を目指した先端的基盤技術の探索・創出
新しい原理による高速大容量情報処理技術の構築
水の循環予測及び利用システムの構築
ナノスケールにおける融合的革新技術の構築

戦略目標
水の循環予測及び利用システムの構築

世界の人口のうち、約8%の人々が居住している地域では、現在も深刻な水不足が発生しており、最近取りまとめられた「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」第3次評価報告書に示されるように、今後もその悪化が懸念されている。特に、農耕地の急速な拡大や都市化による水不足の問題は、一つの国だけの問題にとどまるものではなく、国家間の問題を引き起こす要因となる可能性がある。
また、安全な飲料水を確保するとともに、穀倉地域への安定した水の供給に貢献することは、我が国を含め、世界の食糧問題の解決にも資する重要な課題である。
このため、戦略目標として「水の循環予測及び利用システムの構築」を設定し、地圏・水圏・気圏における水循環の解明・予測に向けた研究を行うとともに、土壌や生態系を含めた適切な水の利用・保全を行うためのシステムの構築を目指す。
なお、本戦略目標の下で行われることが想定される研究としては、例えば、水循環と環境の相互作用の解明、水の機能を踏まえた水の利用・保全システムの構築等が考えられる。


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研究領域 研究統括
「水の循環系モデリングと利用システム
−水資源と気候、人間活動との関連を踏まえた水資源の循環予測・維持・利用のシステム技術の創製を目指して−
虫明 功臣
(東京大学生産技術研究所 教授)

この研究領域は、グローバルスケールあるいはリージョナルスケールにおいて、大気・陸域・海域における水の循環の諸過程を明らかにし、水循環モデルの構築を目指すとともに、社会システムにおける水の効率的な利用に関する研究を対象とするものです。
具体的には、気候変動にともなう水資源分布の変化、人間活動が水循環に及ぼす影響に関する研究に加え、水資源の維持・利用、水循環の変化が社会システムに及ぼす影響の予測、生態系環境を維持・保全・回復する水の機能等に関する研究等が含まれます。

沖 大幹  (東京大学生産技術研究所 助教授)
「人間活動を考慮した世界水循環・水資源モデル」   (174kb)

木本 昌秀  (東京大学気候システム研究センター 教授)
「階層的モデリングによる広域水循環予測」  (159kb)

楠田 哲也  (九州大学大学院工学研究院 教授)
「黄河流域の水利用・管理の高持続性化」   (187kb)

杉田 倫明  (筑波大学地球科学系 助教授)
「北東アジア植生変遷域の水循環と生物・大気圏の相互作用の解明」   (163kb)

寶  馨  (京都大学防災研究所 教授)
「社会変動と水循環の相互作用評価モデルの構築」   (184kb)

中村 健治  (名古屋大学地球水循環研究センター センター長/教授)
「湿潤・乾燥大気境界層が降水システムに与える影響の解明と降水予測精度の向上」   (196kb)

 

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