マッチングプランナープログラム・地域産学バリュープログラム

マッチングプランナープログラム・地域産学バリュープログラム

制度概要

マッチングプランナープログラム

地域の企業が持つ開発課題(企業ニーズ)を把握し、全国の大学等の研究成果や知的財産(大学シーズ)の中から解決に資するものと結びつける専門人材「マッチングプランナー」が、大学シーズによる地域企業の開発課題の解決、新商品の開発・事業化などを目指す段階までを支援し、高付加価値・競争力のある地域科学技術イノベーションの創出につなげていきます。その際、大学等で大学シーズの応用展開をはかる産学連携コーディネーターなどとも連携し、把握した企業ニーズを解決するために対象とする大学シーズが適しているか否かの検証、大学等の保有する知的財産の技術移転可能性の試験研究を支援します。

地域産学バリュープログラム

平成27年度より「マッチングプランナープログラム」として実施しておりましたが、平成29年度より研究開発費の支援額の基準を170万円から300万円に拡充することで「地域産学バリュープログラム」として実施します。本プログラムでは、地域における企業の競争力強化に資するべく、企業などの開発ニーズ(以下、「企業ニーズ」という)の解決のため、大学などを対象に、大学などが保有する研究成果、知的財産(以下、「大学シーズ」という)がその解決に資するかどうかを確認するための試験研究開発費を支援します。

熊本復興支援(地域産学バリュープログラムタイプ)

JSTがこれまで蓄積してきた知見、人的ネットワーク、産学連携のノウハウを熊本地震への復興支援に生かすべく、「地域産学バリュープログラム」の仕組みを活用したプログラムとして「熊本復興支援(地域産学バリュープログラムタイプ)」を実施します。本プログラムでは、ニーズ元企業か大学等研究機関が熊本県内にあり、かつ、熊本復興に資する成果が見込まれる産学連携の研究課題に対して、試験研究開発費の支援を行います。

  

事業の概要

1. マッチングプランナー活動

本プログラムでは、地域の産業の特徴・集積、交通の利便性などを踏まえて全国を5地域ブロック(東北・北海道、広域関東圏、近畿・中部、中国・四国、九州・沖縄)に分割し、それぞれにマッチングプランナーを配置します。
マッチングプランナープログラムにおいて、マッチングプランナーは、地域の企業の持つ開発あるいは実用化にあたっての課題を探索、抽出し、JSTが持っているデータベースなどの活用により、全国の大学等の持つシーズとマッチングを行います。
地域産学バリュープログラムにおいて、マッチングプランナーは、大学や企業などを訪問し、大学シーズの詳細把握、研究開発の実施状況、企業などへの技術移転や事業化に向けた取り組み状況などを確認し、研究開発・技術移転の方向性について相談、助言などを行います。
熊本復興支援(地域産学バリュープログラムタイプ)では、地域産学バリュープログラム同様に、全国各地のマッチングプランナーによる支援を行います。

 

2.1 マッチングプランナープログラム 探索試験

企業ニーズを解決するために対象とする大学シーズが適したものであるか否かを検証するための試験研究費、大学等の保有する知財の技術移転可能性を検証し移転先企業の実用化意欲を喚起するための試験研究費について支援を行います。マッチングプランナーが発掘した企業ニーズに基づいた大学等の研究者による申請、もしくは大学等の研究者と産学連携コーディネーターなどとの共同申請の2通りがあります。
支援の対象は大学等であり、基準額は原則170万円です。ただし、上限は設けませんが金額、使途、理由、およびそれによって期待される効果を明確に記載いただくことを条件に、基準額を超える申請が可能です。期間は原則1年間です。

  

2.2 マッチングプランナープログラム 企業ニーズ解決試験

マッチングプランナーが把握した企業ニーズを解決するために、対象とする大学シーズが適しているかを検証する試験研究費を支援します。マッチングプランナーが発掘した企業ニーズに基づいて大学等の研究者により申請を行います。
支援の対象は大学等であり、基準額は原則170万円ですが、基準額を超える申請も可能です。期間は10ヵ月間です。

  

2.3 マッチングプランナープログラム 成果展開

技術移転シーズとして有望な研究成果については、マッチングプランナーが研究開発期間終了後も企業における事業化を目指す段階まで支援します。

  

3.1 地域産学バリュープログラム、熊本復興支援(地域産学バリュープログラムタイプ)研究開発支援

企業ニーズの解決のため、大学等を対象に、大学シーズがその解決に資するかどうかを確認するための試験研究開発費を支援します。
支援の対象は大学等であり、基準額は原則300万円ですが、基準額を超える申請(最大1,000万円)も可能です。地域産学バリュープログラムの支援期間は12ヵ月間です。熊本復興支援(地域産学バリュープログラムタイプ)の支援期間は原則6ヵ月間ですが申請により延長が可能です。

  

3.2 地域産学バリュープログラム、熊本復興支援(地域産学バリュープログラムタイプ)成果展開

技術移転シーズとして有望な研究成果については、マッチングプランナーが研究開発期間終了後も研究成果などの評価や分析などを通じて、スケールアップや新たな企業とのマッチング、事業化を目指す段階まで支援します。

  

  

採択課題

マッチングプランナープログラム 探索試験

 

マッチングプランナープログラム 企業ニーズ解決試験

  

地域産学バリュープログラム

  

熊本復興支援(地域産学バリュープログラムタイプ)

  

  

  

各種結果

マッチングプランナープログラム 探索試験

採択年度 事後評価結果

H27年度

第1回

平成27年度 第1回採択課題 事後評価

第2回

平成27年度 第2回採択課題 事後評価
  

マッチングプランナープログラム 企業ニーズ解決試験

採択年度 事後評価結果

H28年度

平成28年度 採択課題 事後評価
  

地域産学バリュープログラム

採択年度 事後評価結果

H29年度

平成29年度 採択課題 事後評価
  

熊本復興支援(地域産学バリュープログラムタイプ)

採択年度 事後評価結果

H29年度

平成29年度 採択課題 事後評価

 

 


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