母子を中心に、家族が健康で安心して暮らせる社会を目指す北海道大学COI
2020年05月28日
- 主催:
北海道大学COI
- 開催日:2015年4月 1日
解くべき課題
◆低出生体重児の減少
◆母子健康調査によって母子の健康を知り、ひとりひとりにアドバイスを行うことで、健康な子供の成長をみまもる社会の実現
◆子育てに寄り添い、食の重要性、健康の大切さを学ぶことができ、子供たちの多様性が守られ、女性が働きやすいまち
取組のポイント
10年後の目指すべき社会像を見据えたビジョン主導型のチャレンジング・ハイリスクな研究開発、COI(センター・オブ・イノベーション)プログラム採択案件
◆母子の健康:母子に最適ケアプラットフォームの構築
・北海道岩見沢市における母子健康調査において、食、腸内環境、母乳から「母の健康」と「子供の成長」に影響する新たな知見を得る。
・低出生体重児減を実現する(2015年10.4%→2017年:7.8%)。
◆北海道大学は筑波大学、北里大学、慶應義塾大学、30社を超える企業・機関、住民の方々とともに、母子を中心に、家族が健康で安心して暮らせる社会を目指し活動中
取組内容
◆母子健康調査
・岩見沢の母子を対象に、食などの情報、便、血液、母乳、尿を収集するコホート研究を行い、健康な成長に繋がる因子や様々な疾患の原因を明らかにしていく。
・総合的な分析により低出生体重児、感染症、肥満、アレルギーリスクの要因や対応策、予防につなげる。
◆腸内環境基盤
・腸内環境を制御するαディフェンシン、腸内環境の新たな科学的理解と健康の因子解明を行い、妊婦、母と子の健康を明らかにする。
・腸、腸内細菌叢の母子間での引継がれ方を解明し、母子の健康増進、成長促進、疾病リスク低減の健康ものさしを構築する。
シナリオの関係者
プロジェクトリーダー:日立製作所 研究開発グループシニアプロジェクトマネージャー 吉野正則氏
研究リーダー:北海道大学大学院医学研究院教授 玉腰暁子氏
シナリオの出どころ
お問い合わせ先
北海道大学COI
- coi-office@fmi.hokudai.ac.jp