レジリエントな防災・減災機能の強化

課題②豪雨・竜巻予測の「ゲリラ豪雨予測技術」 がイベントを舞台に実証実験

「ゲリラ豪雨予測技術」の実証実験が去る9月、「日韓交流お祭り2018」を舞台に実施されました。イベント会場での実証実験は初めてです。

実証実験中はゲリラ豪雨こそ降りませんでしたが、初日のイベント開始前には弱い降雨がありました。新システムはその降り始め・降り止みの両時刻を、それぞれ10分前に予測。この通知を受け、野外ステージ部門には音響機器を屋根の下に移動させるよう、書道のブースには書の作品保護のためシートを手配するよう要請を行うなど、イベント会場の運営に貢献しました。

オリンピック・パラリンピック組織委員会への説明会では解析装置の実演も実施し、「レジリエントな防災・減災機能の強化」で誕生した技術が、社会実装を進めるためのきっかけとなりました。

実証実験の概要

◇イベント名:日韓交流おまつり2018
◇日時:2018年9月22日(土)・23日(日)、11:00~20:00
◇場所:日比谷公園
◇来場者数:2日間で5万人

実証実験内容

  • 事前に設定した降雨量・風速を30分後に予測した際、運営本部担当者にシステムからメール送信を行う。
  • 気象本部から気象予報士が状況の詳細を運営本部担当者に無線で連絡し、観客やブースへの対応を協議してもらう。
  • オリンピック・パラリンピック組織委員会関係者の視察

  • ゲリラ豪雨予測システム画面

  • オリパラ組織委員への概要説明

  • 運営担当者との打ち合わせの様子