

地域から世界へ発信する
同時に、こういった小さな集まりの積み重ねを、大きな動きへと作り上げていくことも必要です。金沢では、サイエンス・カフェの開催を通して出あったさまざまな人たちが中心となり、「自閉症の未来協議会」という組織が立ち上がりました。この協議会は、「市民熟議2012金沢」などの会合を開催し、市民の議論の結果を提言書にまとめ、金沢市の政策に反映してもらうよう市長に提出しました。金沢市が自閉症とともに生きる地域社会のモデルとなり、この取り組みが日本全国、世界に取り組みが広がっていくことには大きな意味があると考えています。なぜなら、コミュニケーションや人どうしのつながりかたを問う自閉症の問題は、現代社会のさまざまな問題を映し出す鏡でもあるからです。
このプロジェクトに参加した主なメンバー
