SDGs、ESG投資などが国際トレンドになってきた今、「エシカル」という言葉がビジネス戦略においても注目を集めています。データビジネスの分野において、研究開発、アクセラレーター、ビジネスセクターなど多様な立場でELSI (Ethical, Legal and Social Implications/Issues: 科学技術がもたらす倫理的・法制度的・社会的課題) への先駆的な取り組みを行っているスピーカーが、最新動向や今後の可能性について議論します。

RInCAクロストークは、プログラムの取り組み紹介を通じて、多様な分野の専門家、実践家、イノベーター、学生などさまざまな方が出会い、社会課題の解決やこれからの科学技術イノベーションをともに語る場の創出を目的として開催しています。

RInCAクロストーク「エシカルであることが競争力につながる:データビジネスの最前線」

  • 日 時: 2022年9月22日 (木) 17:00 - 18:00
  • 形 式: ハイブリッド開催
    • 実会場 | 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー 16階 CIC Tokyo (〒105-6415 東京都港区虎ノ門 1-17-1)
    • オンライン配信 | Zoom meetingを予定
  • 主 催: 国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター (JST-RISTEX)
    「科学技術の倫理的・法制度的・社会的課題への包括的実践研究開発プログラム」(RInCA)
  • 参 加: 参加費 無料 / 事前登録制

[ご参加にあたっての留意事項]
*本セッションは、Venture Café Tokyoが行うThursday Gathering #213の1コマとして開催します。従って、本フォームへの参加申込とあわせてVenture Café Tokyoへのイベント参加登録が必要です。当日会場にてサインアップするか、あるいは事前にオンライン登録をお願いします。イベント参加登録における個人情報等の取り扱いは、Venture Caféのイベントプライバシーポリシーに基づきます。
*会場参加の方は、虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーにお越しください (森タワーとお間違いないようお気を付けください)。 1階のセキュリティゲートおよび16階のCIC Tokyo入口でそれぞれ受付をお願いします。

プログラム・登壇者紹介

「先端知識創出のエコシステムとガバナンス」

  • 標葉 隆馬 大阪大学 社会技術共創研究センター 准教授 | SHINEHA Ryuma
    京都大学農学部応用生命科学科卒業後、2011年3月に京都大学大学院生命科学研究科博士課程修了(博士(生命科学))。総合研究大学院大学 助教、成城大学 准教授を経て、2020年4月より現職。専門は科学社会学・科学技術政策論。科学技術の倫理的・法的・社会的課題 (ELSI) の可視化、メディア分析、コミュニケーションデザイン、政策分析などを組み合わせながら、複数のプロジェクトをPIとして幅広く研究・実践中。主著に『責任ある科学技術ガバナンス概論』(ナカニシヤ出版 2020) ほか論文など多数。

「未来を実装するためのELSI/RRI」

  • 馬田 隆明 東京大学 FoundX ディレクター | UMADA Takaaki
    University of Toronto 卒業後、日本マイクロソフトを経て、2016年から東京大学。東京大学では本郷テックガレージの立ち上げと運営、2019年からFoundXディレクターとしてスタートアップ支援とアントレプレナーシップ教育に従事する。スライドやブログなどで情報提供を行っている。著書に『逆説のスタートアップ思考』(中央公論新社 2017)、『成功する起業家は居場所を選ぶ』(日経BP 2019)、『未来を実装する』(英治出版 2021) など。

「データビジネスにおけるELSIの現状と展望」

  • 朱 喜哲 株式会社電通 ソリューション・デザイン局 主任研究員 | JU Heechul
    大阪大学 社会技術共創研究センター(ELSIセンター) 招へい教員。大阪大学文学研究科 招へい研究員。大阪大学 大学院文学研究科博士後期課程修了(博士(文学))。プラグマティズム言語哲学を専門とし、とくにその社会実装としてデータビジネスにおけるELSI対応にも取り組む。共著に小山虎編著『信頼を考える』(勁草書房 2018)、荒木優太編著『在野研究ビギナーズ』(明石書店 2019)、共訳にロバート・ブランダム『プラグマティズムはどこから来て、どこへ行くのか』(勁草書房 2020年) がある。

「メルカリにおけるELSI、博士人材支援事例」

  • 多湖 真琴 株式会社メルカリ mercari R4D Manager | TAGO Makoto
    弁理士。京都大学卒業後、開発職として富士通株式会社に勤務。2013年に弁理士資格を取得し、TMI総合法律事務所にて権利化から係争案件まで幅広い知財業務を担当。2018年、メルカリに入社後、知財チームの初期メンバーとして知財活動の立ち上げに従事。2019年よりR4Dを兼務し、R4Dのガバナンス構築に尽力。2022年より現職。

関連リンク

研究開発プロジェクト「萌芽的科学技術をめぐるRRIアセスメントの体系化と実装」 (代表:標葉隆馬 / 2020年9月-) イベント一覧へ戻る
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