萌芽的科学技術をめぐるRRIアセスメントの体系化と実装
研究開発プロジェクト
- バイオ・ライフ
プロジェクト概要
科学技術の発展がもたらすELSI の研究において、近年、「責任ある研究・イノベーション」(Responsible Research and Innovation: RRI) の枠組みでの分析・議論が進められています。
本プロジェクトは、再生医療、ゲノム編集技術、合成生物学などの萌芽的な科学技術領域を対象として、ELSI/RRI議題の分析と可視化を行うとともに、多様なステークホルダーを巻き込んだ熟議をシームレスに実践します。このプロセスから得られた知見を、各領域のELSI/RRI議題の議論、指針形成、将来シナリオ形成などに活かしていく、実効的なRRIアセスメントを実施します。同時に、実践と反復を通じてアセスメントモデルの洗練と体系化を行い、ELSI/RRIアセスメントの社会実装方法の提示を目指します。
・参画・協力機関:大阪大学、早稲田大学、藤田医科大学、東京工業大学、大阪府立大学、東京電機大学、京都大学、政策研究大学院大学、滋賀大学、広島大学、エジンバラ大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス、コロラド州立大学、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン、日本再生医療学会、株式会社電通など
・キーワード:RRI、テクノロジーアセスメント、メディア分析、熟議、議題共創
・研究開発期間: 2020年9月~2024年3月
・グラント番号: JPMJRX20J2
標葉 隆馬
大阪大学 社会技術共創研究センター
准教授
トピックス
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