脱炭素化技術の日本での開発/普及推進戦略におけるELSIの確立
研究開発プロジェクト
- 環境・エネルギー
プロジェクト概要
気候変動問題に対応するため、国際社会はパリ協定に合意し、人間活動によるCO2排出を実質ゼロにする「脱炭素化」を目指しています。
本プロジェクトは、日本の研究開発戦略・気候変動対応戦略において開発・普及が推進されている脱炭素化技術ならびにその開発・普及戦略を対象として、ELSIを含む多面的な観点からの評価枠組の構築を目標としています。脱炭素化技術についての幅広い関係者の参加を含むテクノロジーアセスメントを設計・実施するとともに、日本における過去の気候変動対応戦略の政策過程を定性的・定量的に分析します。これらの結果に基づき、技術的・経済的観点を主とする従来型の評価を、ELSIを含む観点から見直した「脱炭素化技術の多面的な評価枠組」を構築し、政策議論の現場に提案します。
・研究開発期間: 2020年9月~2024年3月
・グラント番号: JPMJRX20J1
江守 正多
国立環境研究所 地球システム領域
上級主席研究員
東京大学 未来ビジョン研究センター
教授
トピックス
- 「脱炭素化技術の社会的影響を評価する枠組を開発 ~諸分野を牽引する『フロントランナー』と技術の専門家による連続対話を通じて」 (北海道大学・国立環境研究所, プレスリリース, 2022/03/29)