ニューロテクノロジーネイティブ時代に備えるELSCIとガバナンス
研究開発プロジェクト
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プロジェクト概要
本プロジェクトは人工知能(AI)を搭載するニューロテクノロジーを用いた製品、サービスの利用と普及が、人間の認知と行動、さらには人間社会に与える影響のELSCI(倫理的、法的、社会的、文化的課題)分析に基づき、ニューロテクノロジーの適正利用と普及に関する国内外のルール作成、ルールに基づくガバナンス体制の構築、運用に資する調査研究と、ステークホルダーへの啓発、リテラシー向上に取り組む。また、ニューロテクノロジーの受容に関する様々な文化的差異、あるいは共通項と、背景となる哲学および倫理学的要素を探究、検討し、人間のアイデンティティ、人権等に係る根源的問いについて考察し、実効性の高いガバナンス体制構築の理論的根拠とする。これらの成果を通してELSI/RRIの国際協働の継続的な実践、そして先端科学技術の社会受容の最適化、人間理解の深化に貢献する。
・参画・協力機関: 東京通信大学、北海道大学 人間知・脳・AI研究教育センター、新潟大学、山梨県立大学、東京大学、国立研究開発法人情報・通信研究機構、日本大学、慶應義塾大学、広島大学、関西大学、千葉大学、東京科学大学、ブレインテック・コンソーシアム、応用脳科学コンソーシアム、日本工学協会倫理調査研究委員会
・キーワード: ニューロテクノロジー、脳神経倫理、神経法学、ガバナンス、国際連携
・研究開発期間: 2025年10月~2029年3月
・グラント番号: JPMJRS25J2

福士 珠美
東京通信大学 人間福祉学部
教授