領域の構成と運営状況

領域の構成と運営状況

　本領域では、温暖化対策を単なるCO₂削減論に矮小化するのではなく、半世紀にわたる「石油漬けの近代化」の帰結とみなし、「近代の作り直し」といった、より総合的な視点からとらえ、定量的な脱温暖化と下図のような様々な地域の問題を連動させた、多岐に渡ったプロジェクトを支援しています。
　領域の運営にあたっては、領域内の複数のプロジェクトが有する挑戦的な課題に対し、領域総括やアドバイザーがリーダーシップを発揮しつつ、参加プロジェクトが協働して取り組む場として「タスクフォース」を設置し、より迅速かつ効果的に成果を上げていくことができるよう支援をしています。
　現在３つのタスクフォースが活動を行っています。
　また、CO₂　60-80％削減というこれまでにない目標に向けてどう取り組むかを、専門的視点から個々のプロジェクトに対し支援することを目的として、領域総括のもとに領域アドバイザーから数名を選んで構成した「チームマイナス80」があります。チームマイナス80では、領域全体としてのCO₂　80％削減シナリオを検討するとともに、各プロジェクトの脱温暖化・問題解決シナリオ作成のためのサポートも適宜行っています。