JSTトップ>JSTnews>バックナンバー一覧 2015年度>2015年8月号
JSTnewsは、国立研究開発法人科学技術振興機構(略称JST)の広報誌です。JSTの活動と、最新の科学技術・産学官連携・理数教育などのニュースを、わかりやすくご紹介します。
P.02研究監メッセージ
豊かな暮らしを生み出す情報通信技術
「研究監」は、JSTでの重点分野ごとの研究開発を一気通貫でリードする役割を担っており、各専門分野で担当が分かれています。今月は「情報通信技術」を担当している稲上泰弘さんです。
P.03二人三脚で優れた研究成果を実用化へ
ACCELが挑戦する新たな研究開発の流れ
基礎研究の成果を研究者とプログラムマネージャー(PM)の二人三脚で実用化につなげるACCELプログラムが開始されてから 2 年が経過した。なぜ始めて、何をめざすのか。JSTの中村道治理事長 がACCEL研究開発運営委員会の松本洋一郎委員長、冨山和彦委員と語りあった。
P.08ACCEL「PCPナノ空間による分子制御科学と応用展開」
多孔性配位高分子で気体を吸着・分離して再資源化
多孔性配位高分子(PCP)とは、気体を選択的に吸着・分離する機能を持つ新材料である。例えば、工場などから大量排出される一酸化炭素を選択的に分離し再資源化できる。このPCPを用いてさまざまな気体を回収して資源化する研究開発を、ACCEL研究代表者で京都大学物質-細胞統合システム拠点長の北川進教授らが進めている。
P.10ACCEL「触原色に立脚した身体性メディア技術の基盤構築と応用展開」
身体性メディア技術で触覚をリアルに伝える
「触原色原理」に基づく触覚の伝送技術を確立して、視聴覚と同様にメディアで扱えるようにし、それらを統合することで、新たな身体的経験を生み出す「身体性メディア」の研究開発を ACCEL研究代表者で東京大学の舘 暲名誉教授らが進めている。放送分野やエンターテインメント分野、遠隔就労事業、医療・福祉分野への展開をめざす。
P.12ACCEL「ダイヤモンド電極の物質科学と応用展開」
宝石だけが魅力じゃない! ダイヤモンド電極の可能性
今回はマンガ家Toriさんが、無限の可能性を秘めたダイヤモンド電極の研究に取り組み実用化をめざしている慶應義塾大学の栄長 泰明教授を訪ねました。
P.14JSTの最近のニュースから…
NEWS & TOPICS
【開催予告】 JST発の科学技術の未来が集結 【研究成果】 見る角度で異なる画像を表示できるディスプレイを開発 【研究成果】 新しい導電性インクでプリント スポーツウェアが画期的なセンサーに 【開催報告】 科学ジャーナリスト世界会議2015 リスクコミュニケーションを題材にセッション
P.16 ACCEL「エネルギー高効率利用と相界面」領域研究課題「エレクトライドの物質科学と応用展開」
能力発揮の瞬発力は研究もスポーツも同じ
東京工業大学 元素戦略研究センター 准教授 北野 政明
ページトップへ
優れた研究成果を実用化へ。研究者と企業をつなぐACCELの役割に大きな期待が寄せられている。現在10件の研究開発課題において研究者とPMが二人三脚でイノベーションの創出に挑戦中だ。ACCELをなぜ始め、何をめざすのか中村理事長が松本委員長、冨山委員と語りあった。