JSTnews
JSTnews最新号
JSTnewsは、国立研究開発法人科学技術振興機構(略称JST)の広報誌です。
2026年4月号
- 特集
- 糖尿病を「臓器間ネットワーク」で克服へ
採血なしで発症超早期に予測し予防する - 天然ゴムの「自己補強効果」の仕組み解明
特徴を応用し優れた合成品の開発を目指す
P.03特集1― 糖尿病を「臓器間ネットワーク」で克服へ 採血なしで発症超早期に予測し予防する

糖尿病は自覚症状がないまま進行し、悪化すると合併症を引き起こす深刻な病気だ。現在の治療は継続したインスリン注射や飲み薬による血糖値のコントロールが主であり、根本的な治療法はいまだに存在しない。そのため、早期発見と予防が重要となる。東北大学大学院医学系研究科の片桐秀樹教授は、脳や神経を介した「臓器間ネットワーク」に注目して糖尿病の克服を目指すプロジェクトを総括。採血検査をしなくても糖尿病を超早期で検出し、その発症を未然に防げる社会の実現に向けて歩み続けている。
P.08特集2― 天然ゴムの「自己補強効果」の仕組み解明 特徴を応用し優れた合成品の開発を目指す

輪ゴムやタイヤのように、私たちの生活の身近なところにあるゴム製品。天然ゴムは合成ゴムよりも耐久性に優れることが知られているが、その分子レベルでの仕組みは長年明らかになっていなかった。京都大学大学院工学研究科の浦山健治教授は、天然ゴムを構成する鎖状高分子の末端の官能基が形成する集合体が「自己補強効果」を促進することを解明。この特徴を応用した材料設計の指針を打ち出すことで、より耐久性や耐熱性に優れた合成ゴム製品の開発を目指している。
P.12特別企画― 第7回 輝く女性研究者賞(ジュンアシダ賞) 受賞者対談
自分の興味を追求し、社会貢献も可能 これまでの道のりとこれからの課題

女性研究者の活躍推進の一環として、持続的な社会と未来に貢献する優れた研究などを行っている女性研究者を表彰する「輝く女性研究者賞(ジュンアシダ賞)」。2026年に開催された第7回の同賞受賞者である、九州大学の中野知香助教と東京科学大学の原祥子講師(キャリアアップ)に、女性研究者としてお互いの立場や課題についてお話しいただいた。
P.14NEWS & TOPICS

- 研究成果
- 早発型妊娠高血圧腎症のメカニズム発見
- 研究成果
- マメ科植物が根粒菌と共生する進化解明
- 研究成果
- コンクリート内部の異常を非破壊検査
- 研究成果
- 台風の急発達をスパコン「富岳」で再現
P.16さきがける科学人― 光を吸収した分子1個が生み出す電流を計測 光合成に倣う超高効率太陽電池を目指す

東京科学大学 理学院物理学系 准教授
今井 みやび
ISSN 1349-6085
編集発行/ 国立研究開発法人科学技術振興機構 総務部広報課
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