JSTnews
JSTnews最新号
JSTnewsは、国立研究開発法人科学技術振興機構(略称JST)の広報誌です。
2026年8月号
- 特集
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対話型診断に特化したAIエージェント構築
英会話サービスに導入し社会実装が進展 -
球駆動の新たな全方向移動ロボットを開発
柔軟性のある工場が「ものづくり」を変える
P.03特集― 研究室から社会へ飛び立つイノベーション
科学技術の急速な発展に伴い、大学などの研究室で生まれた革新的な技術をいち早く社会実装し、リアルな課題解決へつなげる動きが加速している。今回の特集では、人とAIが共に進化する未来社会を目指し、自然な対話で実践的な語学力を妥当に評価する「対話型診断AI」を実用化した早稲田大学発のベンチャーを紹介。さらに、球駆動による独自の全方向移動装置で、変種変量生産や労働力不足に悩む日本の製造現場に柔軟な生産ラインの変革をもたらす九州工業大学および産業技術総合研究所発のスタートアップの挑戦に迫る。
P.04特集1― 対話型診断に特化したAIエージェント構築 英会話サービスに導入し社会実装が進展

人工知能(AI)の急速な進化に伴い、与えられたタスクに自律的に取り組むAIエージェントの市場が世界的に拡大しつつある。そうした中、早稲田大学発のスタートアップ企業であるエキュメノポリスの松山洋一代表取締役(CEO)は、対話型の診断に特化したAIエージェントを研究開発。JSTなどの支援制度を積極活用して研究成果の社会実装をしている。第1弾となる英会話能力診断・学習支援AIサービス「LANGX Speaking(ラングエックス・スピーキング)」は、すでに多くの大学や自治体に導入されている。
P.08特集2― 球駆動の新たな全方向移動ロボットを開発 柔軟性のある工場が「ものづくり」を変える

製造業はかつての大量生産から、さまざまな製品を少量ずつ作る生産方式に移行している。しかし、固定されたコンベヤーを利用する従来の生産ラインは柔軟性に欠くため、生産性を向上させるのが難しい。九州工業大学および産業技術総合研究所発のスタートアップ企業であるTriOrb(トライオーブ)は、製造の現場で資材や仕掛品、さらにはアームロボットなどの設備も移動させられる、新方式の全方向移動ロボットを独自に開発。単に物を運ぶだけでなく、生産設備も自動で切り替える「移動プラットフォーム」として、工場の生産体制そのものを変革しようとしている。
P.12連載― イノベ見て歩き 第32回
無線で給電・通信ができる衣服を実現 多彩なウエアラブルデバイス活用に道

社会実装につながる研究開発現場を紹介する「イノベ見て歩き」。第32回は、ウエアラブルデバイスやセンサーへの無線給電・通信を可能にする衣服を開発している東京大学大学院工学系研究科の高橋亮特任助教を訪ねた。指輪型の無線マウスの開発にも成功しており、将来的には健康データも無線で取得できる服型の生体データ通信インフラの実現を目指している。
P.14NEWS & TOPICS

- 開催予告
- 出会い、語り、未来をひらく サイエンスアゴラ2026
- 研究成果
- 細胞内の大きな温度変動の仕組みを発見
- 研究成果
- 多機能フォトニック結晶の構築法を開発
P.16さきがける科学人― 海のウイルスを「サルベージ技術」で再生 炭素循環の解明や、水産業への応用も

産業技術総合研究所 バイオものづくり研究センター 微生物システム創発研究チーム 主任研究員
高橋 迪子
ISSN 1349-6085
編集発行/ 国立研究開発法人科学技術振興機構 総務部広報課
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