JSTnews
JSTnews最新号
JSTnewsは、国立研究開発法人科学技術振興機構(略称JST)の広報誌です。
2026年2月号
- 特集
- 生命機能を支えるRNA修飾の機構探求
「見つける・調べる・操る」で創薬に貢献 - 「餌」「種」「場」の研究成果を初めて統合
日本発の養殖技術で食料を安定供給
P.03特集1― 生命機能を支えるRNA修飾の機構探求 「見つける・調べる・操る」で創薬に貢献

RNAは、一般にはDNAの遺伝情報からたんぱく質を合成する過程を仲介する分子として知られている。だが、近年の研究で、生命機能の維持や病気などさまざまな生命現象に直接関わっていることが明らかになりつつある。東京大学大学院工学系研究科の鈴木勉教授は、RNAに他の分子が付加される「RNA修飾」を探求。RNA修飾がつかさどる生命機能の機構を解明し、RNA修飾を操作することで、創薬や病気の治療に貢献する技術基盤の確立を目指している。
P.08特集2― 「餌」「種」「場」の研究成果を初めて統合 日本発の養殖技術で食料を安定供給

魚食は日本の食卓に欠かせない文化だが、天然の水産物を捕る採捕漁業の生産は頭打ちの状態にあり、安定的に生産量を増やすために養殖業の重要性が高まっている。一方で「飼料(餌)」「育種(種)」「養殖の場所(場)」それぞれの課題がボトルネックとなって、国内の養殖業は低迷しているのが現状だ。水産研究・教育機構の中山一郎理事長は多様な分野の研究者や民間企業と共に研究を推進し、日本に適した持続可能な養殖システムの開発を目指している。
P.12事業紹介― 次世代人材育成事業
小中高生の探究心を大きく伸ばし育てる 次世代科学技術チャレンジプログラム

JSTが実施する理数系分野で優れた意欲や能力を持つ児童・生徒を対象とした「次世代科学技術チャレンジプログラム」。学校の勉強の範囲にとどまらない探究心を大きく伸ばし、未来の科学技術・イノベーションを担う人材を育成することが目的だ。その概要と2025年11月に開催された研究発表会である「サイエンスカンファレンス2025」の模様を紹介する。
P.14NEWS & TOPICS

- 研究成果
- 有機フッ素化合物PFASを手軽に分解
- 研究成果
- セラミックス添加元素の「二段階拡散」が存在
- 研究成果
- 病原細菌が気孔を開かせ侵入する過程を解明
- 研究成果
- 出芽酵母を用いて環状DNA生成の仕組みを解明
P.16さきがける科学人― 浮遊性有孔虫で地球史と生命進化の謎に挑む 目に見えない光共生ネットワークの全貌解明へ

東京大学 大気海洋研究所 海洋生命システム研究系 海洋生態系科学部門 准教授
高木 悠花
ISSN 1349-6085
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