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JSTnews最新号

JSTnewsは、国立研究開発法人科学技術振興機構(略称JST)の広報誌です。

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2025年7月号

特集
原料アンモニアを低温・低圧下で製造
触媒技術を生かし小型プラント実現へ

放射性医薬品で「見える」がん治療を
日本発の実用化目指して臨床試験中

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P.04特集 1― 原料アンモニアを低温・低圧下で製造 触媒技術を生かし小型プラント実現へ

原料アンモニアを低温・低圧下で製造 触媒技術を生かし小型プラント実現へ

世界の人口増加による食料危機や地球温暖化問題の解決策として、農作物の収穫量を増やす窒素肥料やカーボンフリー次世代燃料の原料となるアンモニアが注目されている。その製法として現在主流のハーバー・ボッシュ法は高温・高圧が不可欠なため、大量のエネルギーと大規模な設備が必要となる。東京科学大学発のベンチャー企業であるつばめBHB(横浜市)は、同大の元素戦略MDX研究センターの細野秀雄栄誉教授の画期的な触媒技術により、低温・低圧下でアンモニアを製造できるコンパクトなプラントを実現し、すでに国内外から引き合いを受けている。

P.04-07をPDFで読む(PDF:2.6MB)

P.08特集 2― 放射性医薬品で「見える」がん治療を 日本発の実用化目指して臨床試験中

放射性医薬品で「見える」がん治療を 日本発の実用化目指して臨床試験中

がんの放射線治療は、装置を使って体外から放射線を当てる方法と、放射性医薬品という薬剤を投与して体内から放射線でがんを攻撃する方法の2つがある。日本発の放射性医薬品の実用化を目指して臨床試験を進めるリンクメッド(東京都中央区)の吉井幸恵代表取締役社長に研究開発の現状や起業に至った経緯を聞いた。

P.08-11をPDFで読む(PDF:1.6MB)

P.12連載― イノベ見て歩き 第21回

低速電動バスが導く持続可能なまちづくり 高齢化や公共交通縮小の地域課題に挑む
連載 イノベ見て歩き

社会実装につながる研究開発現場を紹介する「イノベ見て歩き」。第21回は、群馬大学次世代モビリティ社会実装研究センターの天谷賢児センター長や桐生市の島田良明課長補佐らが開発・運用に関わっている低速電動バスの地域実装の取り組みを紹介する。高齢化や公共交通サービスの縮小といった地域課題を解決することで、持続可能なまちづくりを下支えしている。

P.12-13をPDFで読む(PDF:1.3MB)

P.14NEWS & TOPICS

NEWS&TOPICS
展示予告
大阪・関西万博で未来社会を体験・体感
研究成果
2次元COFを巻き上げてナノチューブ形成
研究成果
睡眠中の脳は「未来の記憶」に備える

P.14-15をPDFで読む(PDF:1.2MB)

P.16さきがける科学人― 植物が免疫系を活性化する仕組みを解明 雨による病害発生を抑える農法の開発へ

植物が免疫系を活性化する仕組みを解明 雨による病害発生を抑える農法の開発へ

名古屋大学 遺伝子実験施設 講師

野元 美佳

P.16をPDFで読む(PDF:1.1MB)

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