プロジェクト紹介
概要
このプロジェクトは、「幸せ」の個人レベルでの向上だけでなく、その社会レベルでの集約や平等性の実現を目指しています。そのために、個人間で比較可能な「幸せ」の指標を脳活動から測定する革新的な技術を提供します。
「幸せ」は、各人の生活を利する「福祉」だけでなく、人それぞれの生き方である「主体性」によっても高まります。これからの社会における「福祉」と「主体性」を、人文・社会科学的手法と仮想現実技術を用いて研究します。そして、その個人間比較を、個々人の実感としての「喜び」や「志」の脳指標を解明することで実現します。そうすることで、詳細な神経科学研究を、スマートシティにおけるモビリティ政策の評価など、実社会の活動へと橋渡しします。
2032年のマイルストーン
時代に即した喜びと志の強さを体温のように脳活動から読み取ることで、個人や集団の喜びや志の強さを促すとともに、新たな政策評価法を提案する
2027年のマイルストーン
志の強さに関係する脳活動を洗い出し、脳科学の知見に基づき、自ら動き出すことで喜びと志を発見する体験型システムを開発する
研究開発項目(クリックすると、それぞれの成果概要ページに遷移します)
課題推進者リスト
研究開発項目[1] | 後藤 玲子 | 帝京大学 経済学部 教授 |
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研究開発項目[1] | 瀧川 裕貴 | 東京大学 大学院人文社会系研究科 准教授 |
研究開発項目[2] | 稲邑 哲也 | 玉川大学 脳科学研究所 教授 |
研究開発項目[3] | 松森 嘉織好 | 玉川大学 脳科学研究所 特別研究員 |
研究開発項目[3] | 松元 まどか | 京都大学 大学院医学研究科附属脳機能統合研究センター 特定准教授 |
研究開発項目[3] | Ralph Adolphs | California Institute of Technology Division of the Humanities and Social Sciences Professor |
研究開発項目[4] | 山田 洋 | 筑波大学 医学医療系 准教授 |
研究開発項目[4] | 小口 峰樹 | 玉川大学 脳科学研究所 特任准教授 |
研究開発項目[5] | 田中 康裕 | 玉川大学 脳科学研究所 教授 |
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