プロジェクト紹介
目標8 研究開発プロジェクト(2021年度採択)社会的意思決定を支援する気象-社会結合系の制御理論
プロジェクトマネージャー(PM)澤田 洋平東京大学 大学院工学系研究科 准教授
概要
本プロジェクトでは、気象がもつカオス性をうまく利用して小さな外力で大きく気象の未来を変えるための気象制御理論の構築と、制御実施を合意形成するために必要な極端風水害の社会インパクトの精緻な予測能力の獲得を達成します。それにより、2050年には、民主的な社会的意思決定に基づく気象と社会の制御で極端風水害の恐怖から解放された社会の実現を目指します。
2032年のマイルストーン
- C. 介入効果を現実大気に対して安全に効率よくもたらすことができる工学的手法を開発し、その有効性を室内実験により確認します。
- D. 水害による被害低減を直接の目標とし、社会的に意思決定可能な気象制御手法を開発します。
2027年のマイルストーン
- A. 多くの極端気象の時間発展を小さなエネルギーで制御できる手法を提案し、気象シミュレーションの不確実性を考慮しても十分な効果が期待できることを確認します。
- B. 避難行動などの予測に反応する社会の動きも含めて極端気象がもたらす社会インパクトをトータルに予測し、予測の不確実性を示します。制御による社会インパクトを評価可能にし、気象制御を意思決定する手法を開発します。
研究開発項目(クリックすると、それぞれの成果概要ページに遷移します)
課題推進者リスト
研究開発項目[A-1] | 南出 将志 | 東京大学 大学院工学系研究科 助教 |
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研究開発項目[A-1] | 橋本 和宗 | 大阪大学 大学院工学研究科 講師 |
研究開発項目[A-2] | 澤田 洋平 | 東京大学 大学院工学系研究科 准教授 |
研究開発項目[A-2] | 鈴木 健太郎 | 東京大学 大気海洋研究所 教授 |
研究開発項目[A-3] | 石川 雅也 | 東京大学 大学院農学生命科学研究科 特任研究員 |
研究開発項目[A-3] | 生方 俊 | 横浜国立大学 大学院工学研究院 准教授 |
研究開発項目[B-1] | 山崎 大 | 東京大学 生産技術研究所 准教授 |
研究開発項目[B-1] | 田島 芳満 | 東京大学 大学院工学系研究科 教授 |
研究開発項目[B-2] | 小谷 仁務 | 東京工業大学 環境・社会理工学院 准教授 |
研究開発項目[B-2] | 藤見 俊夫 | 京都大学 防災研究所 准教授 |
研究開発項目[B-2] | 松山 桃世 | 東京大学 生産技術研究所 准教授 |
PDFダウンロード
- プロジェクト概要(327KB)
- 実施状況報告書
- 2022年度版(1.34MB)