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後藤 聡
(Satoshi Goto) |
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(三菱化学生命科学研究所
グループリーダー) |
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分泌蛋白質や膜蛋白質の多くは、糖修飾やペプチド鎖切断などの翻訳後修飾を主にゴルジ体で受けています。しかも、その修飾パターンは蛋白質の種類によって様々です。このような複雑な修飾が、どのようなメカニズムでおこなわれるのかを、ゴルジ体の「区画」という観点から明らかにすることを目指します。
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UST74C蛋白質(青)とゴルジ体マーカー(赤)の二重染色。
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▲UP
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佐々木 雄彦 (Takehiko
Sasaki) |
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(秋田大学医学部 教授) |
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リン脂質の一種であるホスファチジルイノシトールはシグナル伝達において、セカンドメッセンジャーの前駆体として重要な役割を果たしています。そのイノシトール環に存在する水酸基がリン酸化を受けることで、ホスホイノシチドと総称される8つのリン酸化代謝産物が派生します。本研究では、ホスホイノシチドの動態を生体内で解析するためのトランスジェニックマウスを作製します。このマウスを用いて、がんやアレルギー性疾患などの発症と進行におけるホスホイノシチドの関与を解析します。
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ホスホイノシチドの代謝
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真核細胞膜の構成因子であるホスファチジルイノシトールは、そのイノシトール環にある複数の水酸基がリン酸化を受ける点でユニークなリン脂質である。ホスファチジルイノシトールのリン酸化代謝物であるホスホイノシチドは多様な細胞応答の制御に関与している。
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