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AIP加速課題
AIP加速課題は、AIPネットワークラボの領域における優れた研究成果をベースに、新たな方向付けをした研究課題を支援し、AIPネットワークラボとしての成果最大化を狙うものです。
2022年度研究開始課題
胚培養士の能力接続による易しい顕微授精システム
グラント番号:JPMJCR22U1
研究代表者
青山 忠義 | 名古屋大学 大学院工学研究科 マイクロ・ナノ機械理工学専攻 准教授 |
主たる共同研究者
加藤 健治 | 国立長寿医療研究センター 健康長寿支援ロボットセンター ロボット臨床評価研究室 室長 |
高須 正規 | 岐阜大学 応用生物科学部 共同獣医学科 准教授 |
研究概要
本研究では、さきがけ研究で開発したマクロ・ミクロ・インタフェースを発展させ、胚培養士に頼ることなく顕微授精を可能とする「易しい顕微授精システム」の開発を行います。これにより、生殖補助医療(不妊治療)への需要増加に伴い、大きな課題となっている胚培養士不足の解決が期待できます。また、前臨床試験として動物胚を用いた発生の評価も行い、開発技術の早期社会実装を目指します。
機械学習によるストレッチャブルスマートデバイスへの展開
グラント番号:JPMJCR22U2
研究代表者
太田 裕貴 | 横浜国立大学 大学院理工学府 テニュア准教授 |
主たる共同研究者
栗林 健太郎 | GMOペパボ株式会社 ペパボ研究所 取締役CTO |
研究概要
世界的な先進IoT技術及びDXの高い要請がある一方で、先進IoT技術の1つであるストレッチャブルデバイス(ハード)と機械学習(ソフトウェア)の融合は成し得られていません。また社会実装も実現していません。本研究は、さきがけ研究で行ってきたシステムレベルでのストレッチャブルデバイスに新たに機械学習というソフトウェア技術を共同研究企業と組込むことで社会実装のための試金石的ウェアラブルアプリケーションを研究します。
デジタルツインを用いた自動運転AIの検証と妥当性確認
グラント番号:JPMJCR22U3
研究代表者
加藤 真平 | 東京大学 大学院情報理工学系研究科 特任准教授 |
主たる共同研究者
ヴァルガス ダニロ | 九州大学 大学院システム情報科学研究院 准教授 |
河野 健二 | 慶應義塾大学 理工学部 情報工学科 教授 |
研究概要
フィジカル空間を必要としない、デジタルツイン上のサイバー空間内で完結可能なデータ拡張およびEnd-to-Endシミュレーションの手法を提案し、現実世界の制約下で実現可能な自動運転システムの検証および妥当性確認に関する方法論を構築します。最終的には、CREST研究成果「走れば走るほど賢くなる自動運転システム構想(Learn By Run)」を応用し、3次元物体検出を対象とした全自動CI/CDパイプラインの構築を目標とします。
精神医学×メディア解析技術の展開:精神疾患への介入の挑戦
グラント番号:JPMJCR22U4
研究代表者
佐藤 真一 | 情報・システム研究機構 国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系 教授 |
主たる共同研究者
相澤 清晴 | 東京大学 大学院情報理工学系研究科 教授 |
狩野 芳伸 | 静岡大学 学術院情報学領域 准教授 |
岸本 泰士郎 | 慶應義塾大学 医学部 ヒルズ未来予防医療・ウェルネス共同研究講座 特任教授 |
山崎 俊彦 | 東京大学 大学院情報理工学系研究科 教授 |
研究概要
私たちはこれまでに、うつ病、統合失調症、認知症等の精神疾患の自動検出について検討を行ってきました。その結果、SNSユーザなど一般の人の中にも、ストレス度の高い人や精神疾患の兆候が見られる人があることがわかってきました。本研究では、こうした人を「治療」する技術の実現に向けて検討を行います。具体的には、症状のより詳細な分析により、どのような介入を行うのがよいかを自動的に判断する技術の実現を目指します。
秘匿計算による安全な組織間データ連携技術の社会実装
グラント番号:JPMJCR22U5
研究代表者
花岡 悟一郎 | 産業技術総合研究所 サイバーフィジカルセキュリティ研究センター 首席研究員 |
主たる共同研究者
小澤 誠一 | 神戸大学 数理・データサイエンスセンター 教授 |
菅原 貴弘 | 株式会社エルテス 代表取締役 |
盛合 志帆 | 情報通信研究機構 サイバーセキュリティ研究所 研究所長 |
研究概要
本研究においては、秘匿計算の実利用を積極的に検討する外部企業・機関と連携し、社会実装に向けた具体的な要望に応える実用的秘匿計算システムの研究開発を行います。本研究提案者らの最先端秘匿計算技術に基づき得られた成果を、これらの企業・機関に提供することで、組織内の機密データを外部に漏らすことなく、異なる組織間でのデータの相互活用やデータ分析のアウトソーシングを可能とする技術の社会実装と普及を目指します。