この研究領域は、内分泌かく乱物質問題の本質的な理解と解決をめざした研究を対象とする領域です。
具体的には、ヒトや野生生物を対象とした内分泌系への作用メカニズムの解明、これを発端とする生殖、神経／行動、発達、免疫等への影響のメカニズムの解明、ヒトおよび生態系に対する個別さらには複数の内分泌かく乱物質に関する量と影響、量と反応の関係の評価、それらをもとにした対策技術に関する研究等を対象とします。

□有賀 寛芳　（北海道大学大学院薬学系研究科　教授）
「内分泌かく乱物質による精子形成異常に関与する癌遺伝子産物DJ-1とAMY-1」　 （302ｋｂ）

□井口 泰泉　（大学共同利用機関法人　自然科学研究機構　岡崎統合バイオサイエンスセンター　教授）
「内分泌かく乱物質の動物への発生内分泌学的影響」　 （213ｋｂ）

□岩本 晃明　（聖マリアンナ医科大学　教授）
「内分泌かく乱物質のヒト生殖機能への影響」　 （633ｋｂ）

□黒田 雅彦　（東京医科大学　第一病理学講座　講師）
「内分泌かく乱物質が減数分裂、相同組換えに与える影響」　 （368ｋｂ）

□黒田 洋一郎　（（財）東京都神経科学総合研究所　客員研究員）
「内分泌かく乱物質の脳神経系機能発達への影響と毒性メカニズム」　 （213ｋｂ）

□交久瀬 五雄　（大阪大学大学院理学研究科　教授）
「高感度質量分析計の開発と内分泌かく乱物質の分析」　 （387ｋｂ）

□川戸 佳　（東京大学大学院　総合文化研究科　教授）
「脳ニューロステロイド作用を撹乱する環境ホルモン」　 （223ｋｂ）

□武田 健　（東京理科大学薬学部　教授）
「大気中に存在する新しいタイプの内分泌撹乱物質」　 （144ｋｂ）

□長濱 嘉孝　（岡崎国立共同研究機構　教授）
「魚類生殖内分泌系に及ぼす内分泌かく乱物質の影響の分子メカニズム」　 （220ｋｂ）

□宮本 薫　（福井大学　医学部　医学科　生命情報医科学講座　分子生体情報学　教授）
「生殖系での低濃度内分泌撹乱物質関連遺伝子データベースの構築」　 （383ｋｂ）

この研究領域は、地球環境に関して、地球規模の諸現象の解明とその予測に必要となる研究を対象とする領域です。
具体的には、地球規模での気候変動、水循環、地球温暖化、大気組成の変動、生態系の変動および地球内部変動についてのメカニズムに関し、これらを明らかにするためのプロセスの研究およびそのモデルの研究等が対象となります。

□梶井 克純　（東京都立大学大学院工学研究科　教授）
「化学的摂動法による大気反応機構解明」　 （507ｋｂ）

□才野 敏郎　（名古屋大学地球水循環研究センター　教授）
「衛星利用のための実時間海洋基礎生産計測システム」　 （188ｋｂ）

□中島 映至　（東京大学気候システム研究センター　センター長／教授）
「アジア域の広域大気汚染による大気粒子環境の変調」　 （291ｋｂ）

□吉村 宏和　（東京大学大学院理学系研究科　助教授）
「太陽輻射と磁気変動の地球変動への影響」　 （220ｋｂ）