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2017年10月28日
脳の健康管理指標BHQについての論文を発表いたしました。
2017年10月23日
【国際学会のお知らせ】11月29日~12月1日にImPACT山川プログラムが共催する国際学会Real-Time Functional Imaging and Neurofeedback Conference 2017(rtFIN 2017)(大会長:川人光男)が奈良で開催されます。

BHQ構想とは

BHQ構想とは

BHQ構想とは、主に医療分野で使われてきた脳画像に対し、
脳の健康管理領域(Brain Healthcare)における指標化(Quotient)を進めることで、
誰もが簡単に使える脳情報へと革新するものです。
これにより、脳を健康にする新たな商品やライフスタイルの開発や発掘を企業はもちろん個人にも可能にし、
個人個人が心の豊かさを享受できる社会を実現します。

BHQ構想において開発された、脳の健康管理指標BHQについては こちら。

BHQ構想の背景

高齢化の進む日本において認知症が大きな社会問題となっているように、脳卒中、うつ病、認知症といった脳・神経疾患によって引き起こされる脳と心の社会的問題への対応は、その疾患治療の難しさや社会に与えるインパクトの大きさとも相まって、現代における喫緊の課題と言えます。この課題に対しては、世界ではこれまで、脳・精神疾患の治療研究や脳の機能代償としてのスマート化開発に解決策を求めるといった方策が主にとられてきました。
一方で、本プログラムでは、問題の中核となる『脳の情報』の扱いの難しさに注目しました。これら情報はこれまで主に医療分野で高度な専門家にだけ扱われてきたこともあり、一般社会に広く使われることはなく、結果としてイノベーションを生み出す土壌が育っていませんでした。そこで、本プログラムでは、情報の指標化により脳の健康を目的とした脳情報の可視化とその扱いやすさを加速させ、民生領域の幅広い力を結集し、個々の脳の健康を促進する商品やライフスタイルの開発を実現するという第三の道を目指す『BHQ構想』を始動するに至っています。

世界の研究開発トレンドを踏まえた脳と心を支える第三の道

脳と心の社会的課題の解決に向けて、世界で進む脳・精神疾患の治療研究や脳の機能代償としてのスマート化開発とは異なる、
個々の脳の健康維持増進を目標にBMIやAIを用いた第三の道を進める。

世界の研究開発トレンドを踏まえた脳と心を支える第三の道

BHQ構想のための
取り組み

  • BHQチャレンジ(旧Brain Healthcare チャレンジ)

    BHQチャレンジ(旧Brain Healthcare チャレンジ)

    BHQチャレンジ

    脳の健康促進の観点から製品・サービスの新たな価値の発見
    民生領域における活動にて、様々な製品やサービスを脳の健康管理指標に基づいて再評価することで、これまで気が付かなかった価値を新たに発見し、共有します。

    BHQチャレンジ

  • BHQスクール

    BHQスクール

    BHQスクール

    市民研究として脳を健康にするライフスタイルを科学的に発掘
    深い学術的知見を有する脳の専門家と多様な視点を持った市民の科学との交流という新たな研究開発スタイルを実現し、脳を健康にするライフスタイルの科学的発掘を進めます。

    BHQスクール

  • 脳情報標準化

    脳情報標準化

    脳情報標準化

    脳情報の利活用を促進するための基盤構築
    国際標準化団体での活動にて、インターフェース・ユースケース・評価標準の3つのレベルで標準化を推進することで、本プログラム内外の取り組みを国際展開する、日本発の脳情報産業の創出を実現します。

    脳情報標準化

  • 研究開発

    研究開発

    研究開発

    ロールモデルとなる脳情報活用のプロトタイプの公開
    本プログラム内での最先端の研究開発により、脳情報活用のプロトタイプを開発・公開します。これまで脳科学を専門的に扱ってこなかった企業にとっても研究開発の新しい切り口が得られ、新製品や新サービスにつながると考えております。

    研究開発

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脳の健康管理指標
BHQについて

本プログラムでは、国際標準化団体ITU-TがWHOと連携し進めているeHealthの検討枠組みの中で、脳の健康管理指標の共有や取り扱いなどの標準規格の提案を行っています。その標準規格として提案する手法に基づき、脳画像から脳の健康状態を示すBHQ(Brain Healthcare Quotient)という指標を開発しました。
BHQは病気の診断や治療など医療行為として活用されるものではありませんが、今後、プログラム内外の様々な取り組みの積み重ねにより、指標の確からしさや利便性の向上に努めてまいります。また、多様な生活シーンに応じた新たなBHQの開発も行うことで、BHQが広く社会で利用されるものになるよう進めてまいります。

GM-BHQFA-BHQ

現在開発の進んでいるBHQは、現在開発の進んでいるBHQは、大脳皮質の量を指標化したGM-BHQと、神経線維の質を指標化したFA-BHQです。
GM-BHQは、脳の灰白質と呼ばれる領域の神経細胞の広がり具合を指標化したもので、様々な学習に対する頭の柔軟性を示しています。
一方、FA-BHQは、脳の白質と呼ばれる領域における神経線維のまとまり具合を指標化したもので、脳における情報の伝達効率を示しています(下図)。

GM-BHQとFA-BHQ

BHQを通じた脳の健康状態の把握

これらBHQは、IQ(知能指数)のようにわかりやすい数値での表示の仕方をします。本プログラムでは、既に約150人分の脳情報を解析し、全体的には年齢が高いほどBHQが低下する傾向があることを確認しています(下図)。これは年齢による脳の衰えを反映していると考えられ、BHQが脳の状態のよさを表す指標として適切であることを示していると考えています。

BHQを通じた脳の健康状態の把握

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