採択プロジェクト
プロジェクト推進型
SBIRフェーズ1支援
SBIRフェーズ1支援
2024年度
※ (グレー網掛)は終了課題です。所属・役職名はすべて採択時のものとなります。
プロジェクト名 | 研究代表者 | 目指す社会実装方法 | 研究開発テーマ | 概要 |
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マルチバンド対応の再構成可能な電波吸収体の開発
2025年2月
「株式会社M2T2」起業 |
東京工業大学 科学技術創成研究院 助教 イ サンヨプ |
起業による技術シーズの事業化 | Beyond 5G(6G)に向けた研究開発 | フィルム型吸収体の両面を活用するリバーシブル吸収体を使用して、ミリ波・テラヘルツ帯モジュールの広帯域不要電波を抑制する再構成可能な電波吸収体を開発する。さらに、その技術を基に、ミリ波・テラヘルツ帯の実用化に必要なパッシブデバイスを開発するスタートアップの設立を目指す。 |
投影・表示系分離構成による軽量・電源レスな拡張現実感(AR)ディスプレイ空間技術の開発・事業化 | 東京大学 大学院情報学環 特任准教授 伊藤 勇太 |
起業による技術シーズの事業化 | Beyond 5G(6G)に向けた研究開発 | Beyond 5G社会に向け、広範な領域での拡張現実感(AR)映像技術の利活用を目指し、軽量で電源が不要なARディスプレイ空間技術開発に取り組む。フェーズ1では、将来的なモジュール化・事業化を念頭に、本課題で提案する投影・表示系分離型方式によるAR映像表示端末の実証と実空間での実現可能性の検証を進める。 |
子どもの暮らしを豊かにする眼球運動検査・トレーニングエコシステム構築のための機器・システム開発 | 関西学院大学 工学部 教授 山本 倫也 |
起業による技術シーズの事業化 | 多様化する障害像を踏まえた汎用性のある自立支援機器の開発 | 視線計測およびデジタル技術を活用した子ども向け「眼球運動トレーニングシステム」を、放課後等デイサービス、学校、児童相談センター 、家庭などに展開し、地域全体で検査→トレーニング→効果検証のエコシステムを構築するための機器・システムを開発する。さらに、神戸エリアでの実証を進め、エコシステム循環を担うスタートアップを設立する。 |
多様化(重複障害)する障害児者のデジタルデバイド解消を目的とした支援ツールの社会実装 | 熊本高等専門学校 企画運営部 教授 清田 公保 |
起業による技術シーズの事業化 | 多様化する障害像を踏まえた汎用性のある自立支援機器の開発 | 障害児者によるデジタル端末の利用支援のための多機能スイッチインター フェース「KME」(KOSEN Multifunctional Endpoint)を開発する。このKMEに対して、個々の障害に応じたカスタマイズを進め、利用者となる特別支援学校の児童生徒の活用支援に特化した「高専ATライブラリ」の整備を行い、スタートアップの設立を目指す。 ( AT:Assistive Technology、支援技術) |
音声帯域リアルタイム変換技術と超音波を用いた局所音声案内システムの開発と社会親和性検証 | 鹿児島大学 大学院理工学研究科 准教授 西村 方孝 |
起業による技術シーズの事業化 | 多様化する障害像を踏まえた汎用性のある自立支援機器の開発 | “聴こえない ”超音波を使って“聴こえる”音をリアルタイムに送受信する新技術を応用すると、視覚障害者向けの局所的な音声案内システムをスマートフォンなどで実現できる。本研究開発では、超音波の無害性検証および本システムの屋内外での有用性検証を完了させ、本システムの社会実装を行うスタートアップの設立を目指す。 |
リグニンからの微生物機能を応用したプラットフォームケミカル(2-ピロン-4,6-ジカルボン酸(PDC))の大量生産系の構築 | 森林研究・整備機構 森林総合研究所 研究専門員 中村 雅哉 |
起業による技術シーズの事業化 | 木質バイオマスを活用した新素材・原料の研究開発(エネルギー利用は除く) | 循環型社会経済の実現に貢献するため、未利用木質資源であるリグニンから微生物機能を用いて石油化学原料を代替するバイオ素材“2-ピロン-4,6-ジカルボン酸 (PDC)”を安定的かつ高品質に大量発酵生産する技術を確立する。そして、樹脂素材・接着剤原料として利活用を目指す企業に対してPDCを安定供給できるスタートアップの設立を目指す。 |
自律移動可能な波浪観測用小型ブイとAIを用いた波高計測システムの開発 | 東京電機大学 未来科学部 准教授 藤川 太郎 |
大学等発スタートアップを含む既存中小企業(設立15年以内)への技術移転 | 波浪観測情報の取得手法の高度化・低コスト化 | 自転により移動可能な波浪観測用小型ブイとAIによる計測システムを利用して、既存の係留システムの維持管理における高コスト化という課題を解決する、新たな波高計測システムを開発する。さらに、この技術の有効性を実証実験により高めることにより、リアルタイムの海洋モニタリングを行う企業への技術移転を目指す。 |
MEMS差圧センサ素子を利用した波高センサの研究開発 | 慶應義塾大学 理工学部 准教授 高橋 英俊 |
大学等発スタートアップを含む既存中小企業(設立15年以内)への技術移転 | 波浪観測情報の取得手法の高度化・低コスト化 | 超高感度なMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)の1種、ピエゾ抵抗型カンチレバーをセンサ素子とする差圧センサを利用して、低価格化・低消費電力化・小型化という課題を解決する 波高センサを開発する。さらに、製品化が可能なレベルのデバイスの開発によって、MEMS差圧センサのアプリケーションの実用化を行う企業への技術移転を目指す。 |
短波海洋レーダシステムによる広域・高密度な波浪観測のための深層学習モデルの開発と実装 | 愛媛大学 大学院理工学研究科 准教授 片岡 智哉 |
大学等発スタートアップを含む既存中小企業(設立15年以内)への技術移転 | 波浪観測情報の取得手法の高度化・低コスト化 | 広域・高密度な波浪観測を実現するため、短波海洋レーダシステム(HFRS)の観測データのノイズを軽減するとともに、波浪スペクトルを抽出するための深層学習モデルを開発する。さらに、多海域での適用性を検証して、HFRSによる海象情報提供サービスの事業化を構想する企業への技術移転を目指す。 |