プロジェクト名 |
分野 |
研究代表者 |
事業プロモーター |
概要 |
RANKL/RANKシグナルをターゲットにした炎症制御による新規脳梗塞治療法の開発
2018年8月 「MHペプタイド株式会社」起業
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大阪大学 大学院医学系研究科 寄附講座准教授 島村 宗尚 |
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破骨細胞分化因子(RANKL)の新規部分ペプチド(MHP)がToll様受容体(TLR)を介した炎症性サイトカインの産生亢進を抑制するという新知見を基に、MHPを用いた新規脳梗塞治療法の概念実証をサルで行う。さらに本治療法の敗血症等他疾患への適用可能性を検証し、MHP技術を創薬プラットフォームとするベンチャー設立を目指す。 |
病理診断に現れる組織画像解析法の事業化
2019年4月 「株式会社APSAM Imaging」起業
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大阪大学 大学院医学系研究科 教授 山本 浩文 |
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図形の接触を定量化する数学的概念である“ホモロジー”を用いたアルゴリズムにより、電子化された病理画像から癌病変部を抽出する技術の応用開発を行う。種々の臓器や細胞の診断へと発展させ、臨床現場での癌病理診断シーンにおける、診断業務支援・コンパニオンシステムに向けたプロトタイプを開発し事業化を目指す。 |
フレネル型大口径液晶レンズを用いた度数可変型眼鏡の開発
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大阪大学 大学院工学研究科 教授 尾崎 雅則 |
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大口径の焦点距離可変型フレネル液晶レンズを用いた眼鏡等の開発を行う。電気的に焦点距離を自在に調整できるレンズ技術を用いて、老眼鏡や弱視児童に向けた視覚矯正・治療用の度数可変型眼鏡を開発し、付加価値の高い眼鏡製品をグローバルに事業展開するベンチャーの設立を目指す。 |
微生物燃料電池を用いた新規エコ廃水処理システムの開発
2019年5月 「BioAlechemy 株式会社」起業
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沖縄科学技術大学院大学 生物システムユニット 技術員 デイヴィッド・シンプソン |
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独自のシステムデザインとバイオ・エレクトロニクス技術の応用により、高効率・低ランニングコストで廃水処理を実現している微生物燃料電池実証機を、低価格で頑健性を持つ製品に発展させる。当該開発により、メタゲノム解析とバイオ・エレクトロニクスを基盤とした新規エコ廃水処理システムを事業とするベンチャー設立を目指し、廃水環境問題の解決に寄与する。 |
障害者のモビリティを高める高性能義足の開発
2018年2月 「BionicM株式会社」起業
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東京大学 大学院情報理工学系研究科 教授 稲葉 雅幸 |
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生体工学を基に機械・センサー・アクチュエータの要素を組み合せて、人間機能を補完・拡張できるパワード義足を構築する。生体メカニズムを利用したエネルギー効率が良いシステムをデザインして、軽量かつコンパクトで幅広い障害度の障害者のモビリティを高められる技術の事業化を目指す。 |
CRISPR-Cas9システムを光制御するゲノムエンジニアリングツール
2019年4月 「株式会社ミーバイオ」起業
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東京大学 大学院総合文化研究科 教授 佐藤 守俊 |
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CRISPR-Cas9ゲノム編集システムのDNA切断活性を独自の光スイッチたんぱく質で時間的・位置的に自由に光制御(オン/オフ)できる技術を基に、ゲノム編集のみならず遺伝子の転写発現制御への応用を含めた精緻な新規ゲノムエンジニアリングツールを開発する。当該ツールをプラットフォーム技術として確立し、遺伝子改変動物提供などの事業化を目指し、創薬・再生医療に貢献する。 |
標的タンパク質分解によるケミカルノックダウン(CiKD)創薬基盤技術の事業化
2018年6月 「株式会社FuturedMe」起業
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東京理科大学 生命医科学研究所 准教授 宮本 悦子 |
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現在の創薬技術は、病気に関与するタンパク質を化合物等で阻害することで薬の効果を得ているが、本プロジェクトでは、ケミカルノックダウン(CiKD)技術により、標的タンパク質そのものを分解することで、既存技術では及ばない対象へも効果をもたらすことを目標とする。この汎用的な技術で、革新的な創薬プラットフォームを提供するベンチャー設立を目指す。 |
超高速オープンフローサイトメータの開発
2019年1月 「メドリッジ株式会社」起業
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名古屋大学 大学院工学研究科 教授 新井 史人 |
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気液界面(メニスカス)に生じる力を利用するオープン型マイクロ流体チップ技術を基にした新しい細胞分離手法により、血液などの細胞集団から目的の細胞を損傷することなく1細胞単位での分離・採取を可能とする超高速フローサイトメータの開発を行う。当該装置とチップの販売の事業化を目指し、自己免疫疾患の診断・治療の向上に貢献する。 |
室温原子層堆積法による金属酸化物ナノコーティング技術の事業化
2019年3月 「株式会社Cool ALD」起業
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山形大学 大学院理工学研究科 教授 廣瀬 文彦 |
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室温(無加熱)で、金属酸化物(セラミック等)を、多種の素材からなる複雑形状の対象物に、ナノメートル単位で均一にコーティングすることができる小型コーティング装置を開発する。本技術により、製造装置の内部や、精密部品・有機エレクトロニクス部材などへのコーティングサービスを提供するベンチャーの設立を目指す。 |
視覚相対位置によるロボットアーム作業戦略理論とその実用
2018年3月 「株式会社チトセロボティクス」起業
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立命館大学 理工学研究科 教授 川村 貞夫 |
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カメラからの視覚情報を認識して、ロボットの位置や姿勢を制御する技術により、従来行われている厳密なキャリブレーションやティーチングなしでも高精度に制御可能なロボットアームを開発する。本開発により、ロボットの導入コストの削減や、設置位置の変更への柔軟な対応を実現し、まだロボットの導入が進んでいない市場への展開を狙う。 |
動作軌道の直接教示が容易で柔表面構造を有する安全なロボットアームの開発
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早稲田大学 創造理工学研究科 准教授(任期付) シュミッツ・アレクサンダー |
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人と衝突した場合でも衝撃を緩和して危険を小さくし、さらにプログラミングなしに直接かつ簡便に、動作をティーチングできる特殊なアクチュエータを用いたロボットアームの開発を行う。これまでは難しかったロボットと人間が近接して作業するような、新たなロボットアプリケーションの事業化を目指す。 |